いまを生きるのレビュー・感想・評価
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ピュアでデリケート
故ロビン・ウィリアムズさん(このように書かなくてはならない時点で、すでに泣けてきます)主演のヒューマンドラマです。本作の原題は、'Dead Poets Society'。これは劇中に出てくる、詩を読んだりするサークルの名前です。不思議な話ですが、全編(映像や音声を含む)を通して詩的・叙情的にみえました。まるでこの映画自体が"詩"であるかのように。
先が見えない不安と共に日々を過ごす青年たち。子どもと大人の中間地点にいる彼ら(僕も今この時期です)は、非常にデリケートです。そしてある意味でピュア。そんな彼らの元に、ロビンさん演じる型破りな教師がやってきます。ロビンさんの登場は、突如訪れた"非日常"であり、最初は戸惑いながらも、次第に引き込まれていきます。ピュアだから。
しかしデリケートでもあります。決して良い方向にばかりではありません。一度悪い方向に転換すると、一気に引きずられてしまい…この実情を本作は見事に描ききっています。これが人間の本質です。しかしロビンさんは言う、「Carpe Diem(今日という日の花を摘め)」。そう、「いまを生きろ」と。
自身の意思で生きること
60点
こんな慕われる先生おったな〜
自分の子供をバービー人形のように
扱う親おるな〜て思いましたw
評価されてる割にそんなにやったなー
ロビンウィリアムズの演技は相変わらずよかった!
先生の教えは正しかったのか?
ラスト、生徒たちはこれからどうするのだろうか?
一般的な評価は高いが、私の評価は低くなってしまった作品の一つ。
最後、机の上に立った生徒たちがどうなるか気になってしまう。
それはともかく、この映画で一番重要な事件は生徒の一人が自殺してしまうこと。学校側はロビンウィリアムズ先生のせいにしようとする、もちろん生徒達は反対行動をとり、この映画のクライマックスに進むのであるが、そもそもそのきっかけを作るのに生徒の自殺という悲劇を設定すること自体がやや安直すぎて、納得がいかない。また、自殺が親のせいだったかもしれないが、先生の教えがなかったら自殺はなかったはずである。先生の教えは素晴らしいと思うので、なおさらやるせない気持ちになってきて、後味があまり良くない映画だった。
あと、邦題は原題と違いすぎる。ただ、直訳すると変な邦題(死せる詩人たちの会)になってしまうので、致し方なかったか。
生きるということについて。
この時代だからこそ
この映画が公開されたのは1989年、僕はこの映画を20年以上前に観た記憶があるが当時はあまりピンと来なくてそれから今まで一度も見直したことがなかった。それでなぜ見直したかと言えば、幕が上がるの本広監督が映画のパンフでこの映画の名前を出してたからだ。主役のロビン・ウィリアムズが去年に不幸な死をとげてさらに有名になったかもしれない。そこで20年以上ぶりに観てみることにした。
自分たちの世代でこの映画を観てテレビドラマの金八先生を思い起こさない人はいないだろう。型破りな先生がホントに生徒たちのことを思いやりながら教鞭をとっていく、この日本で大ヒットしたドラマはこの映画の10年位前から始まった。金八先生の時代の学園生活は校内暴力が流行した荒れた時代だったが、これはなにも日本だけの出来事ではなかったらしく世界中の学校が荒れていたらしい。処刑教室という今ではDVD化すらされてないカルト映画があるのだが、この映画はいまを生きるとはまるで正反対の映画で狂暴化しまさにマフィアかヤクザかと言わんばかりの生徒を堪忍袋の緒が切れた先生がノコギリや車、火あぶり、そして天井から突き落として処刑する映画なのだ。そして金八先生もこの時代では中学生で妊娠した生徒や校内暴力で暴れまくる生徒を取り上げており、当時の腐ったミカンという言葉が流行したくらいだった(意味は段ボールの中に腐ったミカンが一つあると全部のミカンが腐るから腐ったミカンは捨てなければならないってこと)
もしこの処刑教室の時代にこの映画が公開されていたら、この作品がヒットしアカデミー賞関連を取ることが出来ただろうか?正直大昔のくだらない映画だと言って見向きもされなかったのではあるまいか?そして10年が経ち映画の設定は1950年代から60年代の設定ではあるとしても、今度は生徒たちが先生を胴上げしエールを送る側に立つ。校内暴力はすっかり収まり、ダイ・ハードのテロリストたちはブルース・ウィリスに完全に退治され、そして感動のラストを迎えるような時代になった。80年代の中盤から後半にかけてはこうした映画が主流だったように思う。つまり日本の勧善懲悪なファンタジーな映画の全盛期だったというわけだ。
この映画で生きる希望とか青春のすばらしさとかいったありがちな感想を持たれる方も多いことだろうが、自分のように同時代に青春を送った人間からすればこれは夢の中の世界を閉じ込めたような映画だと言っていい。校内暴力は収まったが現実の抑圧された学校生活が終了したわけではなく、受験戦争もピークを迎えた時代だった。それでもこうして映画を観ればその現実は一時でも忘れることが出来る、つまりはある種の現実逃避なのだ。そしてこの映画はそれを完璧に果たしてくれる映画として機能している、まさに映画が夢だった時代の象徴的な作品なのだ。
子どもの頃に観た時は刺さったが・・・
子どもの幸せを奪う親
とにかくニールの父親に憤りを覚えて仕方がない。なぜ、子どもの夢を邪魔するのか。そして、なぜニールは父親に逆らえない……。逆らうくらいなら死んだ方がマシだと思うほど怖かったのか。
だとしたら、そこまで子どもを追い詰めた罪は重い。直接手を下したに等しい。しかも反省するどころか、あの父親、教師や友人のせいにしやがった。もう救いようがない。
「自由に、いまを生きよう」
というキーティングの教えが、ニールの心にもっと響いていればあるいは、勇気を出して説得できたかもしれない……。
せめて後日キーティングにまた話を聞いてもらうとかしてほしかった。本当に残念。
名作、
だと思いなんとなく構えていたからか。
この手の作品は自分には固すぎたかなぁ。
何がいいのかさっぱりわからなかった。
ロビンの追悼で有名どころはみとかないと、と思ったからみたけど。私はやっぱり『アンドリューNDR』が好きかなぁ♪
うーん
ちょっと良さがわからなかったなぁ
ロビン・ウィリアムスはとても良い演技でした。
彼の死は誰の責任なのか?
彼の死は周りの友人達にどのような影響を与えたのか?
先生にハマらなかった(最後に机に立たなかった)生徒達はどうでもいいのか?
なんかスッキリしない作品でした。
スタンドバイミーの後に観る映画
いま、毎日、瞬間が大事
人生に訪れる大切な瞬間
教師と教え子 親と子 あるいは夫と妻。
人は誰でも、例え立場が違っていても、どこかで通じ合いたいと思っている。
自分の一面を受け容れてもらえれば、あとの大半が辛くても頑張れるものだと思う。そんな人との出会いや日々の積み重ねが、どんなにか心に生きる力を与えてくれるか計り知れない。
「カーペ・ディエム。今を生きろ」
初めての授業で、そう生徒達に囁いたキーティング先生が彼等の心の内にもたらした新しい風もまた、一人一人の心に自我を目覚めさせ、限りある命を躊躇することなく生きるという素晴らしさを問うものだった。
机の上に立つことは、生きる視点を変えること。一人一人の違う景色が目の前に開けた時の喜びを、彼等は知り得たからこそ、あの感動的なラストの展開が待っていたのだろうと思う。
一度受け容れた誰かの想いは受け容れた時点で自分の胸の内に収まり、決してなくなりはしない。
そんな魂を揺さぶられる瞬間を人は幾つになっても待ち望んでいるのかもしれない。
今を生きる とは決して若い人達だけのものでもないと思える。今作品を観終えて感動もひとしお、まだまだやりたい事の楽しみも、人との繋がりも、紆余曲折しながらも続けていく。たった一度の人生だから。
いまを生き、未来に思いを馳せる
ロビン・ウィリアムズの出演作はかなり観ているように思っていたが、何故か今作は今まで未見。
確かに今作は彼の代表作のひとつだとは思うが、他の主演作よりも、彼の存在は一歩引いたものになっていて、主役はあくまでも生徒達になっていることが好印象。
当初はキーティング先生が病気で亡くなる設定になっていたが、その設定は捨て、生徒達のストーリーをメインにしたのは、監督ピーター・ウィアーの意向らしい。
製作は1989年。物語の舞台は1959年。
この時点で30年の時間のギャップがあった訳だが、製作当時も、更に20年以上が経った今もこの中でキーティング先生が生徒達に向けたメッセージは有効であり続けている。
キーティング先生のキャラクターは、ロビン・ウィリアムズが高校時代こんな先生がいたらと想像した理想の先生だそうだが、きっと今の高校生にとっても彼は理想の先生だろう。
「Seize the day」
確かに大事なメッセージだが、いまを大切に生きるということと同時に、若くそして今困難な状況に置かれている人には、今だけでなく、5年後10年後の自分をポジティブに想像してみて欲しいと思う。
親元から独立し、好きな道を進む自分、その姿を想像することが出来たなら、きっとニールの悲劇は起きなかったと思うのだ。
Dead Poets Society
ロビン・ウィリアムズ この方主演の映画って好きなものが多いのです。
キーティングの言葉がどれも心に響いたのでメモが沢山。
10代の子供たちにも勿論、大人になっても忘れてはいけない大切なメッセージが沢山詰まっている。
"No matter what anybody tells you words and ideas can change the world."
(誰が何を言おうと言葉や理念は世の中を変えられる)
学生で見てよかった映画
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