いまを生きるのレビュー・感想・評価
全97件中、21~40件目を表示
確かに型破りが過ぎるが
見ていてとても懐かしかった。イギリスの寄宿舎生活を体験したことがあって自分も若く不安だった。建物の外には自然が広がるのみの幽閉に似た生活。でもイギリス人はみな楽しそう、週末には帰る家もあり仲間で青春してた。私はそれ眺めるだけ。そんな気持ちを思い出して懐かしかったがストーリーとしてはアメリカ人でもあんなに親には逆らえないものなのか、とかキーティング先生好きだけどちょっと学校規則に反抗的過ぎでは、アメリカ人の男の子ってあんなに真っ直ぐなんだ、とか見当違いかもしれないようなことを思って観ていた。
絶望的で悲劇的な映画
ラストシーンでキーティング先生の教えがトッドたちの心に生きていることが示されて感動したが、現実を見れば、結果的にニールは自殺、死せる詩人の会は解散、キーティング先生はクビ。キーティング先生が最初の授業(概論を破るシーン)で言っていた「戦争」というのに勝ったのは、常識や伝統の方であり、自由ではなかった。
やはりいつだって、型破りな人は追放されて、若者は抑圧されて、最後はつまらない奴らが勝っちゃうんだ、と思って悲しくなりました。ただ、この映画を観て、ニールやトッドのようにキーティング先生の教えが響いてる人がたくさんいるから、この戦いは終わらない、人類の永遠のテーマなのだと思います。
観る前はもっとスッキリするような映画だと思っていたので、観終わってから意気消沈しました。この映画は夢見る若者の背中を押してくれるけれど、同時に絶望感を与える映画だと感じました。
個人的には、放校になったチャーリーダルトンが大好きです。あいつかっけえ。彼は実家がお金持ちだし、可愛がられて育ったんだろうなあと勝手に想像しました。なんかマルフォイとかジャンキルシュタインっぽい。
鑑
大学時代師事した先生に観せていただいた映画です。教師を志した当時も、教師として生きる今も、何かの節目にあるべき姿を思い出させてくれる、そんな映画です。
そういえば、先生もよくcarpe diem, seize the day. と私たちに言っていたのを思い出しました。明日から生徒たちにこれを伝えようかな。
いまを生きる
大人になってから観たのですが、自己主張して自分らしく生きる先生の考えは素晴らしいし、社会との調和を考える意見もそれはいいと思います。
自分の考えは中庸に生きる事かなと。あまり突き進みすぎると他人に迷惑かける事もあるのでその辺りは配慮して行動したいですね。
若い時観てたら人生変わってたかも😁
現代でもそうスケープゴート。ロビンウィリアム最高。
スケープゴートにされるのは目立つ存在、はみ出た存在。
それはいつでもそうでしょう。個性が叫ばれる時代でも人間はそういう風に生きていくのだと思う。
でも自殺はやっぱりなんかね・・・色々遮られても今を大切に生きながら模索していくべきだと改めて感じさせられました。
ロビンウィリアムの包容力と哀愁感は今の時代の映画にだって必要なものなのに。いまを生きて欲しかったと切に感じました。
学生の時に観るべき作品
ロビン・ウィリアムスの演技力が素晴らしい。表情で演じる事が出来る数少ない俳優の一人なのは間違いない。
ストーリー的には人間形成に重要な青年時代に何が大切なのかを訴える作品だった。
自分を持ち、自分であれとキーティングは言う。理解して実践に移す難しさも描くのだけれど、エンディングにその心が根付いている描写があり、涙腺刺激ポイントとなる。いい映画だ。
自分で考え、自分らしく生きることの大切さを伝える映画。今目に見えて...
自分で考え、自分らしく生きることの大切さを伝える映画。今目に見えている世界、物事を違う角度から見てみること、そして自分の頭で考えることを説く。
インド映画の『きっとうまくいく』に近い。
おお、キャプテン。あなたにもっと生きて欲しかった。
個人評価:3.7
思春期にみるべき映画の一つだ。自分らしく生きる事。これはいくつになっても難しい。特に自分の事をまだ自分自身が気付いていない10代にとっては、本作の様な先生の教えは、いかなる学問よりも貴重な学びだろう。
自分の本当の気持ちを親に伝えれない原因。それは親にあるのではなく、純朴な息子を演じてきた自分にあるのだと気付かされる。
若かれしイーサン・ホークの純粋な眼差しもとてもいい。
おお、キャプテン。あなたにもっと生きて欲しかった。そしてもっと人生について色んな事を学びたかった。
教師と生徒の熱い絆を描いた、一名編の詩のような映画の美しさと想い
「刑事ジョン・ブック 目撃者」は感心しなかったが、こちらはピーター・ウィアー監督の最高傑作といいたいくらいの名作。名優ロビン・ウイリアムズ演じる詩を愛する教師と悩み多き青春期の生徒たちの熱い絆が生む、感動のラストシーンが素晴らしい。全寮制学院がステイタスとする校則と詰め込み教育の問題点は、時代と場所を選ばない普遍的な課題であり、その解決の最大の端緒は人間性豊かな教師にかかっている。だが映画では、自由と自立を唱える”キャプテン”教師の敗北で終わる。役者志願の生徒が父の期待に逆らう形で自殺してしまうエピソードに、そんな教師にも限界があることを再認識してしまうもどかしさ。学院と同じく、その父親の頑固さと利己主義は他人の意見が通用しないもので、本来は母親が救いの手を差し伸べなければならない。1950年代の終わり頃の時代とキリスト教の価値観が反映された母親の弱い立場を少なからず感じるが、教育のあるべき姿を模索する映画の問題提起になっている。
悲劇による教師の敗北で終わりながら、詩をテーマに生きる素晴らしさを讃えた映画として訴え掛けるラストシーン。そこに込められたウィアー監督の確信に満ちた想いが、映画の美しさになっている。モーリス・ジャールの音楽の使い方の巧さ、自然の風景の美しさが際立つジョン・シールの撮影も詩的なイメージを創造している。ウィリアムズ同様に、ロバート・ショーン・レナードの繊細な演技も印象に残る。映画そのものが、一名編の詩のような作品だった。
青春は色褪せない
いつの時代でも青春の輝きは見るものをその時代へと引き戻すのだと強く感じた。
友人と一緒に行うギリギリの悪事
親への反発
教師への反発
向こう見ずな考え
何もかもが輝いて見える。
ただ、青春の美しい面だけではない点をも描ききった本作は心を揺さぶられたという点で高く評価したい。
人生そのもの
今を生きる!まさにタイトルまんま。
八方塞がりでもなんでも、ただいまを生きるしかない。
辛い時に観ると心に染みる。
親に人生を侵されそうになって自殺する生徒の気持ちはわかるなあ。
彼は今を生きた結果の自殺。なんていうか、死ぬこともまた、彼には生きることだったんだと思う。
EDもあの終わり方が人生そのものでよかった!
人生はそんなうまくいくわけでもないし、映画は終わっても彼らの人生は続いていくって感じ。
思い通りにいかないのが人生。ままならないのが人生。
ハッピーエンドや確固たるこうなったんだよ!ってEDがお好きな方にはイマイチなEDかもだけど、あの終わり方がこの映画にはベストだと思う!
だって人生ってそんなもん。
だから今を精一杯に生きる。うん、良い映画!
キャプテン、マイ・キャプテン
ロビン・ウィリアムスはこういう役が多い。破天荒とも言える独特の授業は、受けてみたくなるというより、自分でやってみたい(教員免許持ってるからなぁ)。この先生の存在感は大きく、前半部分でロビン・ウィリアムス抜きだと普通の青春映画になってしまう。。。
後半は、重く切ない想いにさせられるが、教師から見たニールはどうだったんだろう?まだ人間として成長期にあるのだから、悲惨な結末は避けられそうなものである。しかし、キーティングが悪いと主張する子もおかしい。結局は人として生きるべきか、社会の中で生きるべきかという選択する能力を身につけられなかったのでしょうね。ま、タイトルが「死せる詩人の会」なんだから、上手く生きていい大学に入るという目的ではないことくらいわかりそうなものだ。。。
「キャプテン、マイ・キャプテン」という重要なキーワード。これはそのまま『マスター・アンド・コマンダー』に繋がるのか・・・・
良さがわからない
「きっとうまくいく」を先に見てしまったからかもしれないが、よくある青春ドラマにしか見えなかった。終わり方も中途半端で、死んだ子は可哀想だし、ちょっとあんまりだと思った。詩が本当に好きで朗読したい人は良いと思うが、勉強したい人を無理やりグループに参加させたりするのは、逆にその人の将来を台無しにすることになるから、許されるべきではない。こういう「私たち青春してます」というようなテンションの学生が最近多くて、勉強するために学校に入った者にとっては迷惑なことも多い。自由の意味を取り違えてもらったら困る。
バラのつぼみは早く摘め。カーペ・ディエム
1959年、アメリカ・バーモント州にある全寮制の男子高校ウェルトン・アカデミー
死せる詩人は先生ではなく船長「アイアイキャプテン」と呼ばせる。
そのページは破れ!
内気なイーサンホーク
雄たけびがヨー!ってどうよ
初めて女に恋をするノックス
パーティーで飲み過ぎてしっぱい
調子に乗って学校新聞に記事を載せるだけでは飽き足らず悪ふざけを
高校生にもなってスパンキング
十代は思い詰めると自殺するから辛い
この映画で、他人を犠牲にして自分が助かろうとするクズにだけはなるまいと心に決めたことを思い出した。くそキャメロン
机に立て
全員じゃないところがいい
パグパイプ
途中は歓喜の歌
全97件中、21~40件目を表示