「「ロンデンランデンインザサクルゲーム」」いちご白書 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
「ロンデンランデンインザサクルゲーム」
「And go round and round and round
In the circle game」
「ロンデンランデンインザサクルゲーム」って歌っていた。
いきなり、ロバート・ケネディとピースマーク
「ベトコン」って差別用語とこの映画ではっきり知る。高校生になってその話をしたら、世界史の教師になぜか褒められた。
「平和を我等に」
「サークル・ゲーム」
「いちご白書をもう一度」
と僕のメインストリームなんだけど、僕をノンポリにしてしまった原点の様な映画。でも、それで良かったと思っている。
この映画は大学の「ロックアウト」の様子だが、僕の時代(70年代後半)でも「ロックアウト」を正当化するセクトは沢山あって、無理矢理参加させられた。しかし、あの時のはっきりした目的がなんであったかはもう忘れた。
結局、振り返って考えると、こう言った表現内容では「もう一度」と希望を願っても「サークル」の様に輪廻転生するだけである。今では本来の根本的希望にならなければならない「平和を我等に」なんて考えて、行動を起こす者が少なくなった。20世紀の平和活動の終焉の様な映画にしちゃっている。白書をもう一度なんて願っては駄目なのだ。
こう言った軽佻浮薄なストーリーが、運動の観念だけを伝え、その後の重大な運動を骨抜きにしてしまっている。つまり、僕の世代が悪いのかもしれない。真剣に運動していた者は団塊の世代で、僕らはこう言った運動を否定するか、ノンポリにしてしまった。
まぁ、もうすぐこの世ともおさらば。本音を言えば、どうでも良いと密かに思っている。
ここに登場する者達は、アメリカの団塊の世代達だろうが、こう言った事に参加した者もしなかった者も、この後に起こる経済危機や大事故や戦争を防げなかったし、寧ろ、アメリカの指導者として、イニシアチブを取る立場であると思う。従って、サークル・ゲームは我等に平和をもたらすのでは無く、悪循環のゲームと言うことだ。
今日は、私とはまったく逆の評価だったのですが、ここでのレビューがおもしろかったので、過去に遡り、他のレビューも読ませていただきました。
同じ意見のものもあれば、逆の意見のものもありましたが、自分にないものを読むのはおもしろいものですね。
またよろしくお願いいたします。