イタリア不思議旅

劇場公開日:

解説

革命前夜のイタリアを旅する2人の牧童の姿を描くコメディ。製作はナンニ・モレッティとアンジェロ・バルバガッロ、監督・脚本はダニエル・ルケッティ、共同脚本はフランコ・ベルニーニとアンジェロ・パスクィーニ、撮影はフランコ・ディ・ジャコモ、音楽はニコラ・ピオヴァーニが担当。出演はパオロ・ヘンデル、ジョヴァンニ・グイデッリほか。

1988年製作/イタリア
原題:Domani Accadra
配給:フランス映画社
劇場公開日:1989年8月5日

ストーリー

1848年、革命前夜のイタリア。トスカーナ地方マレンマの牧童ルーポ(パオロ・ヘンデル)とエド(ジョヴァンニ・グイデッリ)は、病気の仲間を助けようと地主デル・ギアナ(ジャコモ・ピペルノ)の集金人テルミニオ(アントニオ・べトロチェッリ)を襲うが、満足な金を得ることもできず、凶悪犯としてデル・キアナの息子ディエーゴ(クラウディオ・ビガリ)とオーストリア軍の3人組に追われることになる。やがて2人は、大盗賊ジャンロレート(チッチョ・イングラッシア)一味の巣窟に迷い込み、一味の仲間となるが、誘拐しようとした貴族の傭兵にエドが射たれてしまい、彼を背負ったルーポがたどりついたところは川岸の城館たった。城主ルチーフェロ侯爵(ウーゴ・グレゴレッティ)の娘アレーグラ(アニェーゼ・ナーノ)と恋におちたエドは城にとどまり、旅に出たルーポは〈調和の図〉という森の中の理想郷で、発明家エネア・シルヴィオ(クィント・パルメッジャーニ)の姪ヴェーラ(マルゲリータ・ブイ)に一目惚れしてしまう。そんな幸せな日々も、楽園の炭焼人の反乱で終わりを告げ、再び旅に出たルーポは折りしも革命の混乱の中で城を逃げ出すルチーフェロ伯爵の馬車とめぐり逢い、エドと再会する。そして地主の追手である3人組に姿を発見された2人は、またしても逃亡の旅に出、向こう岸にミラノの見える国境にたどりついたルーポとエドは船の旅に出るのだった。

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