いくたびか美しく燃え
劇場公開日:1975年9月27日
解説
華やかな上流社交界に身を投じたヒロインの愛の軌跡を描く。製作はハワード・W・コッチ、監督は「春の雨の中を」のガイ・グリーン、製作総指揮はアーヴィング・マンスフィールド、脚本はジュリアス・J・エプスタイン、原作はベストセラー女流作家のジャクリーン・スーザン、撮影はジョン・A・アロンゾ、音楽はヘンリー・マンシーニ、衣装はモス・マブリーが各々担当。出演はカーク・ダグラス、デイヴィッド・ジャンセン、アレクシス・スミス、ジョージ・ハミルトン、メリナ・メルクーリ、ゲイリー・コンウェー、ブレンダ・ヴァッカロ、デボラ・ラフィンなど。日本語版監修は高瀬鎮夫。テクニカラー、パナビジョン。1975年作品。
1975年製作/アメリカ
原題または英題:Jacqueline Susann's Once Is Not Enough
配給:パラマウント映画=CIC
劇場公開日:1975年9月27日
ストーリー
映画界の大物プロデューサー、マイク・ウェイン(カーク・ダグラス)を父に持つジャニアリー(デボラ・ラフィン)は学校を卒業するやいなや、父の仕事先であるローマに飛んだ。彼女は、幼くして母親を失った自分を男手一つで育ててくれた父親に対し、限りない愛情と尊敬を抱いていた。その父と一緒に暮せるのだ。ジャニアリーのまわりにはたちまち若い男が群がった。その一人、若いイタリア人の俳優は、彼女を乗せたオートバイを壁に激突させた。生死に別状なかったが、長い治療生活を強いられた。数ヵ月後、退院してニューヨークの父のもとに戻ったジャニアリーは、父が世界で5番目に金持ちの女といわれるディー・ミルフォード・グレンジャー(アレクシス・スミス)と結婚したことを知り、ショックを受けた。その結婚は、映画プロデューサーとして下り坂にあるマイクが破産寸前の状態から脱するための金目当ての結婚だった。父への反抗からジャニアリーはなかばやけ気味に社交界の乱脈な生活にとびこんでいった。義母となったディーは、従弟で美貌だけがとりえのプレイボーイ、デイヴィッド・ミルフォード(ジョージ・ハミルトン)との結婚をさかんにすすめる。その理由はディーとレズビアン関係にある引退した大女優カルラ(メリナ・メルクーリ)が最近デイヴィッドと情事にふけっていたからだ。デイヴィッドとジャニアリーが結びつけば、カルラは再び自分のものになる。それがディーの狙いなのだ。ジャニアリーはそんな頽廃的な世界から抜けだすために学校時代の友人リンダ・リッグス(ブレンダ・ヴァッカロ)が編集している女性雑誌の出版社に勤めることになった。仕事を通じて、妻子ある中年の作家トム・コルト(デイヴィッド・ジャンセン)と知り合い、恋愛に発展した。ジャニアリーの幸せを親身に願う友人ヒュー・ロバートソン(ゲイリー・コンウェー)も、ジャニアリーには通じなかった。不幸は続いてジャニアリーを襲った。父マイクがディーと共に飛行機事故で死亡し、トムとの恋にも破局が訪れたのだ。(パラマウント映画=CIC配給2時間1分)
スタッフ・キャスト
- 監督
- ガイ・グリーン
- 脚本
- ジュリアス・J・エプスタイン
- 原作
- ジャクリーン・スーザン
- 製作総指揮
- アービング・マンスフィールド
- 製作
- ハワード・W・コッチ
- 撮影
- ジョン・A・アロンゾ
- 音楽
- ヘンリー・マンシーニ
- 編集
- リタ・ローランド
受賞歴
第48回 アカデミー賞(1976年)
ノミネート
助演女優賞 | ブレンダ・バッカロ |
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第33回 ゴールデングローブ賞(1976年)
受賞
最優秀助演女優賞 | ブレンダ・バッカロ |
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