アンナ・パブロワ

劇場公開日:

解説

ロシアの生んだ偉大なバレリーナ、アンナ・パブロワの愛と情熱の生涯を描く。エグゼキュティヴ・プロデューサーはフリクソス・コンスタンチン。監督は「ジプシーは空にきえる」のエミーリ・ロチャヌー。撮影はエフゲニー・グズリンスキー、音楽はユージーヌ・ドガ、美術はボリス・ブランク、編集はL・カラチコーワ、E・ガルキナ、J・コノック、バレエ監修はP・グーセフ、タマラ・バルマローワ、オレーグ・イノグラードフ、ウルスラ・ダーテが担当。出演はガリーナ・ベリャーエワ、ジェームズ・フォックス、フセヴォロド・ラリオーノフなど。英語サウンドトラック。70ミリ。

1984年製作/135分/ソ連・イギリス合作
原題または英題:Anna Pavlova
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1984年10月6日

ストーリー

帝政ロシアの首都セント・ぺテルブルグ。貧しい家の娘アンナは、母からクリスマスプレゼントとして切符をもらいバレエ『眠れる森の美女』を見て、目を見張った。それ以来、アンナの脳裏には、プリマドンナたちの美しい姿がやきつき離れなかった。バレエ学校の練習はきつく、体の弱いアンナには苛酷だったが、当代随一の振り付け師マリウス(P・グーセフ)は、アンナの非凡さに早くから気がついていた。バレエを通して感情表現のあらゆる方法を学びとっていったアンナ(ガリーナ・ベリャーエワ)は、様々な人たちと出会った。のちに「瀕死の白鳥」の振り付け師となる少年フォーキン。そして、セルゲイ・ディアギレフ(V・ラリオーノフ)。天才興業師の名をほしいままにしていたディアギレフはロシアバレエの国内のみならず、全世界制覇を狙っていた。フォーキンはアンナに語った。「自分の道をゆくなら、潮の流れにさからってゆかなくてはならない」。以前から、アンナに援助を申し出ていた熱烈なファンのダンドレ(ジェームズ・フォックス)も、フォーキンと同様に彼女に愛をうちあけていたが、彼女の答えはいつも同じだった。「一生、バレエという主人にしかつかえることができない」……。革命の嵐がバレエ学校をもおびやかし始めたころ、フォーキンは、アンナのために、サンサーンスの「白鳥」の舞踊詩を造形し、アンナも共に熱中した。1909年、ヨーロッパ芸術の潮流を変えた、ロシアバレエ団のパリ公演の日がやってきた。20世紀を代表する芸術家たちが次々に登場しつつあったパリ。ニジンスキーとパブロワのコンビのバレエは初め「田舎バレエ」と馬鹿にされていたが、幕が開くと同時にセンセーションを巻きおこした。ディアギレフは、アンナに更なる飛躍を望み、ストラビンスキーの音楽で踊るように命じた。アンナは拒み、ロンドンヘと去った。そのころ、ダンドレが汚職の嫌疑で身がらを拘束され、アンナは全財産を投げうって救出し、ダンドレは生涯をアンナに捧げ、マネージャーとして全世界ツアーを企画した。ニューヨーク公演を終え、1914年にはドイツ公演に廻ったパブロワ一座。しかし、その公演中に、オーストリア皇太子がサラエボで殺された。第一次大戦の勃発である。ロシアとドイツとの開戦。そんな激しい変動のさ中、一座は大西洋を渡り、革命動乱のメキシコヘと辿りつくが、黄熱病の伝染防止を理由に公演は中止された。その夜、アンナは、街の広場を借りて踊った。人々はアンナに酔った。東洋公演で日本、中国、インドへと足を運び、ついにアンナは病に倒れた。手術しないと絶望であることを知りながら、ダンドレは、アンナがそれを受け入れない事を知っていた。アンナは永遠に帰らぬ人となった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

5.0ダッタン人の踊りスゴい!

2017年4月21日
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とにかく、バレエのシーンが最高に美しかったです!
特にダッタン人の踊りのところ、郡舞のこんな見事なの見たことないです!
ロシアのバレエのなんと格調高く美しいことか、ストーリーもアンナ パブロワのことが知れて、ロシアバレエの黎明期&黄金期が垣間見れてよかったですが、とにかくバレエに感動しました。
DVD 捜してもありませんでした。
本当に欲しいものは手には入らないんですね~残念。 と思いきや、DVD ありましたね!19980円だそうです~!

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abraxas