アリス(1988)
劇場公開日 1989年7月23日
解説
チェコスロバキアの鬼才アニメーション作家ヤン・シュバンクマイエルの長編第1作。ルイス・キャロルの小説「不思議の国のアリス」を原作に、実写とストップモーションアニメを融合させたシュールでグロテスクな独自の世界観で描き出す。散らかった部屋で退屈な時間を過ごしていた少女アリスは、人形で“アリス”ごっこを始める。すると突然、ガラスケースの中に飾られていた白ウサギの剥製が動き出す。懐中時計を見て慌てている様子のウサギは、机の引き出しの中へと消えていく。アリスはその後を追い、いつしか奇妙な世界へと迷い込んでいく。
1988年製作/85分/スイス
原題:Alice
配給:ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る
2021年11月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
地下に降りていくことは、無意識の世界に行くことの表象であるし、アリスの行った世界では、時計がぜんぶ壊れていて、まさに夢の世界そのものだなと思ったり、
ティパーティーは同じことを何度も反復し続けるし、時計にバターを塗って時計をなおそうとする、
意味をなさない言葉、意味をもたない行為、現実ではありえない現象、
夢はどうして、そのようなものばかり現出させるのだろう、どうして合理的なはずの人間の身体において、一見そこにはあてはまらなそうな、ふしぎな夢を見る必要があるんだろう、
メモ
・登場人物の言葉はすべてアリスが喋っているから、アリスという主体が創造して作り出した物語だ、とも解釈できそう、もしくは主体がアリスである夢、
・アリスが追いかけるのはあくまでも遅刻しちゃうっていつも言っている兎、ほかの登場人物にはそこまで興味を持っているわけではなさそう
2020年4月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
時々見る不思議な夢を映像化したかんじ。不気味でシュールな世界観。
2020年4月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
TSUTAYA TVで久々の再鑑賞。
小中学生のころ大好きで、何度も何度も繰り返し観ていた作品です。
ディズニーの「不思議の国のアリス」に慣れ親しんでいたので、初めて観たときは衝撃的でしたが…シュールで気持ち悪いけど何故か惹かれるクセになる面白さがあります。
旧友に再会したような、懐かしい気分になれました。
2017年3月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
「不思議の国のアリス」の世界観を使い、不思議な世界にはまってしまった少女の冒険ファンタジー。
実写と人形アニメの合成が、不思議な世界を醸し出している。
インクを飲んだり、クッキーを食べたりして、大きくなったり小さくなったりするのが面白い。
すべての映画レビューを見る(全12件)