アモス&アンドリュー
劇場公開日:1993年11月6日
解説
黒人であるというだけで泥棒と勘違いされてしまった人類学者と、不祥事をモミ消すために駆り出された囚人の珍妙な物語。監督、脚本はこれがデビュー作となる脚本家のE・マックス・フライ。製作陣はゲイリー・ゴーツマン、マーシャル・パーシンガー、ジャック・カミングスの3人。彼らは、ジョナサン・デミ監督の作品のほとんどにかかわってきたスタッフだが、実はデミ自身もノー・クレジットで製作総指揮として本作に参加した。主演は「ハネムーン・イン・ベガス」のニコラス・ケイジと「ジュラシック・パーク」のサミュエル・L・ジャクソン。
1993年製作/アメリカ
原題または英題:Amos & Andrew
配給:アスキー映画
劇場公開日:1993年11月6日
ストーリー
人類学者として名の知れている黒人のアンドリュー・スターリン(サミュエル・L・ジャクソン)は、リゾート地に豪華な別荘を買った。隣人のギルマン夫妻(マイケル・ラーナー)(マーガレット・コリン)は、引っ越し最中のアンドリューを黒人のコソ泥と間違えて、警察に通報し、取材に来たレポーターにも同じことを証言した。トリバー署長(ダブニー・コールマン)は警官たちを引き連れてアンドリュー邸にやってきて銃を発砲した。アンドリューは慌てて部屋に戻り電話してきたトリバーに訳の分からない攻撃を受けたことを話した。勘違いだと分かったトリバーは、この不祥事をモミ消すため、刑務所に収容されているアモス(ニコラス・ケイジ)を呼び寄せた。アンドリューを人質に取り、家に立てこもれば釈放してやるとの条件に、アモスは早速アンドリューの家に入り込んだ。しかし、それは岸で、トリバーはアモスを捕えて手柄をたてようとしていた。さらに、別荘に乗り込んだトリバーは、アモスにアンドリューのような黒人は撃ってしまえと暴言を吐いた。アンドリューは怒ってトリバーを殴り、2人はギルマン邸にあがり込む。ギルマン邸には、ギルマン夫妻がTVレポーターのインタビューに答えたビデオがあった。それを見た二人は事の真相を知る。アモスは電話で宅配ピザを注文し、後から来た報道陣にビデオを渡すよう、ピザを運んで来た女の子に頼んだ。アモスとアンドリューはギルマンの車に乗って逃走するが、その際、犬をけしかけてトリバーに復讐した。アンドリューと別れたアモスはカナダへ向かって車を走らせる。
スタッフ・キャスト
- 監督
- E・マックス・フライ
- 脚本
- E・マックス・フライ
- 製作
- ゲイリー・ゴーツマン
- マーシャル・パーシンガー
- ジャック・カミングス
- 撮影
- ウォルト・ロイド
- 音楽
- リチャード・ギブス
- 編集
- ジェーン・カーソン
- 字幕
- 岡田壯平