アダムス・ファミリー(1991)

劇場公開日:

解説

チャールズ・アダムス原作で、TVシリーズ化されたこともある漫画“The Addams Family”(TVタイトルは『アダムスのお化け一家』)の映画化。監督は「ミラーズ・クロッシング」などのカメラマンで、これが監督デビューとなるバリー・ソネンフェルド、製作は「心の旅」のスコット・ルーディン、エグゼクティヴ・プロデューサーはグラハム・プレース、脚本は「ビートルジュース」のラリー・ウィルソンと「シザーハンズ」のキャロライン・トンプソン、撮影は「殺したいほど アイ・ラヴ・ユー」のオーウェン・ロイズマン、音楽は「シティ・スリッカーズ」のマーク・シャイマンが担当。

1991年製作/アメリカ
原題または英題:The Addams Family
配給:コロンビア・トライスター
劇場公開日:1992年4月25日

ストーリー

鉄の門に閉ざれた館。ここには不気味なアダムス一家が住んでいる。当主のゴメス(ラウル・ジュリア)と妻のモーティシア(アンジェリカ・ヒューストン)、彼らの子供たちウェンズデー(クリスティーナ・リッチ)とパグズリー(ジミー・ワークマン)、モーティシアの母グラニー(ジュディス・マリーナ)、執事のラーチ(カレル・ストライケン)、そして「ハンドくん」と呼ばれる切断された手…。一家の弁護士タリー(ダン・ヘダヤ)は借金で首が回らず、高利貸しのアビゲイル(エリザベス・ウィルソン)にそそのかされてアダムス家の財産を狙っていた。アビゲイルの息子ゴードン(クリストファー・ロイド)が25年間行方不明になっているゴメスの兄フェスターにそっくりなのに目をつけ、彼をフェスターに仕立て上げて一家を乗っ取ろうというのだ。そんなこととは知らないゴメスは兄との再会に大喜びだが、長女ウェンズデーだけは疑いの目を向ける。秘かに一家の財産のありかを捜すうち、子供たちもゴードンになついてくるが、一家でパーティーが開かれた日、ウェンズデーにアビゲイルとの会話を聞かれてしまう。ゴードンたちに追われてウェンズデーは、墓地に逃げる。ウェンズデーの姿が見えないことを心配したアダムス一家が総出で彼女を捜すうち、タリーとアビゲイルによって邸から締め出されてしまう。裁判で一家の財産はニセのフェスターに渡る判決が出されてしまったのだ。仕方なく一家はそれぞれ仕事を始めたが、すっかり元気をなくしたゴメスに見かねてモーティシアは、アダムス邸に向かうがあえなく捕まってしまう。ハンドくんに知らせを受けたゴメスは愛する妻の救出に向かい、タリーとアビゲイルを倒す。そしてその時のショックでゴードンは失っていた記憶を取り戻す。実は彼は本物のフェスターで、記憶を失っている間にアビゲイルの養子となっていたのだ。こうしてアダムス一家は再び邸に戻ることができたのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第49回 ゴールデングローブ賞(1992年)

ノミネート

最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) アンジェリカ・ヒューストン
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写真提供:アマナイメージズ

映画レビュー

3.0実力派演者陣の力量。

2024年9月1日
iPhoneアプリから投稿

初見。支持。
米国(西側?)の欺瞞(わざとらしさ?)を
(東側でなく)裏側から身ぐるみ剥ぐ企み。
実力派演者陣の力量、
演出陣の技量ゆえ納得感と説得力が漲る。
今も騒がしいこの世界も
空気を読まない彼らに
裏側から監視管理されていると思うと心強くも。
2を再見しよう。

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きねまっきい

4.5感想メモ

2024年7月8日
スマートフォンから投稿
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ヒラめ

5.05.0

2024年4月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

幸せ

Mon Amour(モナムール)とはフランス語で「私の愛」「愛しい人」という意味。

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kwbr0111

3.5怖さと楽しさが同居した家族の物語

2024年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のドクを演じたクリストファー・ロイドが、今作でも重要な登場人物(ほぼ主役)として活躍する。

ティム・バートン監督作品を彷彿させるような強烈なヴィジュアル・センス。

魔の三角地帯(バミューダトライアングル)や切り裂きジャック、ブードゥ教の魔術師に関するセリフも有る。
血が多い場面も有り、人が石化したり墓を掘り返したりする場面も有る。
体がつながった双子も登場する。
オカルト系が満載で興味深い。

ノスタルジックなポイントとしては、日産の北米仕様の240SX(北米の基準に適合したヘッドライトのシルビア。日本では通称ワンビアという)とすれ違う映像がある。

カメラワークも良い。
作曲家ヴィック・ミジーによって書かれた公式テーマソング 「The Addams Family」が印象に残る。

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Don-chan

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