あきれたあきれた大作戦

劇場公開日:

解説

ニューヨークと南米を舞台にクレージーなシークレット・エージェントが保守的な歯科医を国際的な陰謀に捲き込んでしまうというコメディ映画。製作指揮はアラン・アーキン、製作はアーサー・ヒラーとウィリアム・サックハイム、監督は製作も兼ねる「大陸横断超特急」のアーサー・ヒラー、脚本はアンドリュー・バーグマン、撮影はデイヴィッド・M・ウォルシュ、音楽はジョン・モリス、編集はロバート・スウィンク、製作デザインはパト・ガズマンが各々担当。出演はピーター・フォーク、アラン・アーキン、リチャード・リバティーニ、ナンシー・デュソールト、ペニー・ペイサー、アーレン・ゴロンカ、マイケル・レムベック、ポール・ローレンス・スミス、カーマイン・カリディ、エド・ベグリー・ジュニア、など。

1979年製作/アメリカ
原題または英題:The In-Laws
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1980年1月12日

ストーリー

ワシントンD.C.にあるアメリカ財務省印刷局から、巧みな方法である一味が米国紙幣の原版を盗み出した。数日後、ニューヨーク郊外にある歯科医シェルドン・コーンペット(アラン・アーキン)の家では、娘バーバラ(ペニー・ペイサー)の結婚相手トーマス・リカルド(マイケル・レムベック)の両親が初めて家にくるというので神妙な面持ち。一時間以上も遅れて現われたのは、例の原版を盗んだ一味のボス、ビンス・リカルド(ピーター・フォーク)と妻のジェーン(アーレン・ゴロンカ)だ。ビンスは食事の間中、とてつもない話をしゃベり続け、生真面なコーンペット夫妻をたじたじとさせた。食後、国際電話をかけると言って地下室に行ったビンスは、そこで略奪した原版の一つを暖房用ダクトの中に隠した。翌日、市内の自分の診察室で患者をみていたシェルドンの元を訪れたビンスに、彼のオフィスの金庫から黒い鞄を盗んで欲しいと頼まれ、いやいやながら引き受けた。オフィスの前で、突然、ピストルで命を狙われたシェルドンは、やっとの思いで前を通ったタクシーに逃げこんだ。中に乗っていたのはビンスで、彼は自分がCIAのエージェントで、今、ある問題を解決することに挑んでいると言った。ビンスに誘われて、ペンシルバニア州のスクラントンへと向かったシェルドンは、しかし行き先が、クラントンではなく、南米の小さな共和国の首都ティハダであることを知って驚いた。その空港では大物政治家が2人を出迎えたが、2人に“市の鍵”を手渡す寸前に、政治家は撃ち殺された。またも銃弾をかいくぐり安ホテルに逃げこんだ2人だったが、シェルドンは、そこで恐しい知らせを情報担当のバリー(エド・べグリー・ジュニア)から聞いた。ビンスは狂っていて、彼といっしょに仕事をした者は必ず殺される……と。一方、ガルシア将軍(リチャード・リバティーニ)こそ、西側社会に急激なインフレを引き起こすために仕掛けられた国際的な貨幣偽造騒動の陰の謀略者だと睨んでいたビンスは、将軍の家にシェルドンと共に向かった。そこで銃殺を宣言される2人。こんなことで日曜日の結婚式に出席できるのだろうか。しかし、危ないところをCIAのメンバーに救出された2人は、ヘリコプターで式場に向かい、やっとの思いで間に合うのだった。

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映画レビュー

3.5刑事コロンボ以外のピーター・フォーク

2024年10月23日
PCから投稿

偽札事件を巡る事件に挑むCIA諜報員と、その事件に巻き込まれる歯科医師のドタバタを描く物語。 刑事コロンボで著名なピーター・フォークが主演するコメディ作品。コメディサスペンス・・・ではなく、しっかりコメディに振り切った作品でした。 人の生死に係る物語を笑いにして欲しくはないのですが、ここまで振り切った作風なら素直に笑えますね。 映画館で見れば爆笑出来た作品だったと思います。 逆に言えば、CS鑑賞だと高い評価は難しくなるのは残念ですね。 物語はあってなきが如く・・・コメディに振り切っているので取り立てて気になった訳ではないのですが、この点でも高い評価は付けにくくなりました。 私的評価は普通にしました。

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