愛と野望のナイル
劇場公開日:1990年3月3日
解説
ナイル川の源流を求めて旅をする2人の探検家の冒険と愛憎を描くアドベンチャー・ドラマ。エグゼクティブ・プロデューサーはマリオ・カサールとアンドリュー・ヴァイナ、製作はダニエル・メルニック、監督は「ブラック・ウィドー」のボブ・ラフェルソン。ウィリアム・ハリソンの原作を基に、脚本はハリソンとラフェルソンの共同、撮影はロジャー・ディーキンス、音楽はマイケル・スモールが担当。出演はパトリック・バーギン、イェーン・グレンほか。
1989年製作/アメリカ
原題または英題:Mountains of the Moon
配給:東宝東和
劇場公開日:1990年3月3日
ストーリー
1850年代、植民地開拓時代の大英帝国は、領土拡大の野心に燃え、アフリカ最深部ナイル川の源流発見に莫大な懸賞をかけていた。1854年、ザンビアで出会ったふたりの探検家リチャード・バートン(パトリック・バーギン)とジョン・スピーク(イェーン・グレン)は、ナイルの探検の中で結束力と友情を深めてゆき、やがて当時の大英地理学協会から一切の援助を約束されるほど信頼されるようになる。その間バートンは、イザベル(フィオナ・ショー)という女性と恋におち、時の権力者ヒューストン卿(ピーター・ヴォーン)の後ろ立てもあり、幸せな日々を送っていた。一方スピークは、その野心ゆえ出版者ローレンス・オリファント(リチャード・グラント)に、すべての面でいいように操られていた。1858年、再度旅に出たふたりは、精神的極限状態の中で、バートンは重傷を負い、スピークは裏付ける何の確証もないまま、ナイルの源流とおぼしき湖を発見する。こうして、2人に起きた事実を裁定する裁判に臨んだ時、スピークは自殺する。第三者の思惑の中で疲労し、死を選んだ友の最期に、バートンは無念の思いを噛みしめるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ボブ・ラフェルソン
- 脚本
- ボブ・ラフェルソン
- ウィリアム・ハリソン
- 原作
- ウィリアム・ハリソン
- 製作総指揮
- マリオ・カサール
- アンドリュー・G・バイナ
- 製作
- ダニエル・メルニック
- 撮影
- ロジャー・ディーキンス
- 美術
- ノーマン・レイノルズ
- 音楽
- マイケル・スモール
- 編集
- トム・ノーブル
- 字幕
- 戸田奈津子