アイ・オブ・ザ・ストーム

劇場公開日:

解説

忌まわしい過去を持つ兄弟2人と、彼らの元に現れた風変わりな夫婦。この4人の愛憎が絡み合うサイコ・スリラー。監督はユーリ・ゼルツァー。脚本はマイケル・スチュワートとユーリ・ゼルツァー。製作はカースティン・H・W・ロレンツとオリヴァー・エバール。製作総指揮は「ユニバーサル・ソルジャー」のローランド・エメリッヒ。

1991年製作/アメリカ
原題または英題:Eye of the Storm
配給:アミューズビデオ
劇場公開日:1993年3月6日

ストーリー

砂漠の僻地でモーテルを営むレイ(クレイグ・シェーファー)は、盲の弟、スティーブン(ブラッドリー・グレッグ)の面倒を見ながら、孤独な生活を送っていた。ある日、アル中で暴力的なマービン(デニス・ホッパー)と元娼婦のサンドラ(ララ・フリン・ボイル)という夫婦が、客としてやってくる。スティーブンは長く外界との接触を絶っていたためか、この風変わりな2人の出現に興味を示す。特にサンドラには恋心に近い感情を抱いていた。そんな弟の様子を見て、レイは心配になる。彼は10年前、2人組の強盗に両親を惨殺されるという忌まわしい過去を持っていたからだ。弟をからかうマービンの姿にその記憶を蘇らせたレイは思わず、彼をナイフで刺し殺してしまう。死体を砂漠に埋め、何くわぬ顔でモーテルに帰るレイに不信感を抱いたサンドラは、モーテルから逃げ出そうとするが、外は嵐が吹き荒れていた。過去の痛手が原因で殺人鬼と化してしまった兄をスティーブンは助けようとするが、サンドラを殺そうとする兄の姿を見た瞬間に、レイを撃ち殺してしまう。間一髪のところをスティーブンに助けてもらったサンドラは、一人ぼっちになってしまった彼を自分の車に乗せて、モーテルを後にする。

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