全身と小指
劇場公開日:2006年7月15日
解説
兄妹間の愛、誰にもいえない2人だけの秘密の恋を描いた禁断のラブストーリー。主人公に「ロックンロールミシン」の池内博之。妹・久美にモデルとしてカリスマ的な人気の福田明子。監督・脚本・原作は、「渋谷怪談」や「ベロニカは死ぬことにした」で才能を発揮する若き俊英、堀江慶。
2005年製作/109分/日本
配給:ニュー・メディア・ジェネレーション
劇場公開日:2006年7月15日
ストーリー
デリヘルのオーナー・純(池内博之)は、無気力な生活を続けながら、心理カウンセラーの武田(恵俊彰)の元へ通い続けていた。純は武田の前で“記憶喪失障害”を装っていた。そんな純の不可解な行動に気づいていた武田は、純と共に、記憶を探るため妹の久美(福田明子)と二人で写っていた写真を頼りに富士の樹海へ向かう。どうして純は久美とそんな場所に来たのか? その謎は明かされぬまま、純は7年ぶりに実家に帰ることを決意する。7年ぶりの再会を果たした純と久美。二人の間に流れるぎこちない空気……。「オレ…妹とセックスしたことある」“カウンセリング”の時間に突如つぶやく純。純は記憶喪失を装って、7年前の過ちを封印しようとしていたのだ。姉・美由紀(片岡礼子)は、純と久美の関係を知っていた。「本気なら間違ってもいいんだよ」その言葉が、純の心の箍(たが)を外してくれた。再び久美と向き合う事を決意する純。しかし、過ちを繰り返さないと決めた久美は、幼馴染のリョウ(赤堀雅秋)と結婚することを告げる。泣きじゃくる久美の美しい身体をむさぼる純。激しく、再び愛し合う純と久美。しかし、兄妹に悲劇が待ち受けていた……。