三池 終わらない炭鉱の物語
劇場公開日:2006年4月1日
解説
1977年に閉山となった三池炭鉱の歴史に迫ったドキュメンタリー作品。福岡県大牟田市を中心に20あまりの坑口(坑内への入り口)を持ち、一時は全国の石炭の四分の一を掘り出していた日本最大規模の三池炭鉱。その坑道は有明海の下に迷路のように伸び、もっとも深い所では海面下600メートルもあったという。この三池炭鉱の歴史を「負の歴史」と呼ぶ人もいる。囚人労働、強制連行、日本を揺るがした労働争議(昭和35年)、炭じん爆発事故……三池炭鉱は常に歴史のターニングポイントとなる場所だったのだ。その三池炭鉱で過酷な労働を引き受けてきた男女の証言を聞き続け、7年がかりで本作を完成させたのは、社会派ドキュメンタリー作品を作り続けてきた熊谷博子監督(「ふれあうまち」)だ。本作品は、地下の危険な場所で石炭を掘り続け、日本を支えてきた無数の人々にスポットを当てることで、150年以上にも及ぶ三池炭鉱の歴史に初めて正面から向かい合った画期的な作品である。
2005年製作/103分/日本
原題または英題:Ecchoes from Miike Mine
配給:シグロ
劇場公開日:2006年4月1日
ストーリー
※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。
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