下妻物語のレビュー・感想・評価
全87件中、21~40件目を表示
心の中でいいねボタン連打
内容がそれほど深くないので、
深キョンの女の子らしいあざと口調での
ナレーションがへ心地良いテンポとなっている
公開時のメイクの流行ではあるかと思うが
深キョンの眉毛が細くてアガり眉なのが気になる
ずっと可愛かったのに、乱闘シーンでおでこを出すときに、はっきり目立っていて、むしろヤンキー役のほうがよかったのじゃないかと思ってしまった
本当に最高!
映画の構成、キャスト、撮影、どれをとっても素晴らしい。
なんといってもロリィタ姿の深キョン可愛すぎて、ロリィタにハマってしまいました…。土屋アンナとのコンビも最強すぎる。思春期の女の子は必見の作品です!自分のベスト映画になりました。
良かった…めちゃくちゃ良かった… なんでもっと早く観なかったのかと...
良かった…めちゃくちゃ良かった…
なんでもっと早く観なかったのかと後悔しました。
正反対の二人の友情やちょうど良いギャグシーン、淡い恋愛模様や、自分にとっての夢や幸せとは何かを丁寧にそれでいて上手く絡めたストーリーで凄く満足感がありました。
主演お二人のビジュアルもカッコ可愛く、キャストも豪華で見応えがありました。
個人的には真木さんのロリータファッションが衝撃でした。
10年ぶり
およそ10年ぶりに見返しましたが、当時ほど前のめりに見ることはできませんでした。
学生時に初めて観た思い出が美化されたのでしょうか。
深田恭子のあまったるい演技も、土屋アンナのいっぱいいっぱいのセリフも見ていられなかったです。
真木よう子が出演していることをはじめて知りました。
ロココ調の下りは良かった!!
「翔んで埼玉」が地域対立を煽るだけで薄い内容に感じたので、何となくこちらを観てみました。ロココ調が好きで、最寄り駅まで30分歩いてから代官山に通う拘りは良かったですが、これが下妻らしさなのかヤンキーとの関係がメインで、あまり好きにはなれませんでした。画面が黄色過ぎて観辛いです。
【”ロココ時代のおフランスに生まれたかった女の子と、純情なヤンキー娘の友情。極彩色な中島監督ワールド全開作。】
◆10数年ぶりに鑑賞したが、
・ストーリー展開のテンポの良さ
・独特な極彩色調
・時折、挟み込まれるチープなアニメ
・各キャラ立ちの良さ、濃さ
- 桃子(深田恭子)の、ロココ調の服装を纏った変わったお嬢様キャラ
イチコ(土屋アンナ)の初心で強がりヤンキーキャラ
”白いエナメル靴、青いスカジャンの一角獣”(阿部サダヲ)
などなど・・-
・イバラギじゃなくって、イバラキという、関東の僻地(すいません・・)を、面白く扱い
-”ジャスコ””牛久大仏・・知ってる?”
<極彩色溢れる、中島監督ワールド全開作。深田恭子さんって、年齢が変わらないのかなあとも思った作品。>
ぶっとんだ映像演出だが意外と王道友情映画
中島哲也監督作品の中でも特に有名な一作。原作は未読の状態での鑑賞でした。
中島哲也監督作品は「告白」「来る」「渇き。」に続いて4作品目です。「告白」はこれまで観てきた映画の中でもベスト5に入るくらい好きな作品ですので中島監督はとても好きなんですが、世間的には結構「賛否両論」って感じの監督らしいですね。CM監督出身ということで、かなりエッジの効いた映像演出を使うのが特徴で、そこが好き嫌いを分けているような気がします。
ただ個人的にはそういう映像演出も結構好きですし、「来る」では原作小説を映画向けにアレンジしており、映像にすると分かりづらいような複雑な設定を無くしたり簡略化したり、逆に映画的に盛り上がりそうな部分をより誇張するなどの工夫を凝らしているのを観て、「原作のある作品を映画向けに改変するのが上手いな」と、私は非常に高く評価している映画監督さんでもあります。
今作「下妻物語」でも中島監督の持ち味である奇抜な映像演出が他の作品以上にふんだんに盛り込まれておりましたので、「告白」の序盤のミュージカルシーンとか「来る」の霊媒師だらけの除霊大会シーンとかオムライスシーンとかが苦手な人は観るのがキツいかもしれませんね。
個人的な評価ですが、私はめちゃくちゃ面白かったです。原作未読なので、どこまでが原作の良さでどこまでが中島監督の手腕なのかは分からない部分が多いですが、中島監督の映像演出と淡々と流れる深田恭子の語りが上手くマッチングしているように私は感じました。どの俳優さんもキャラが立っていて、この人はこのキャラに合うなという見事なキャスティングだったと思います。演出や設定が奇抜なので色物かと思いきや、中身は田舎の町で育ったロリータファッションの不思議ちゃんと友情に厚いおバカなヤンキー少女の不思議な友情を描いた王道ストーリーで最後にはちゃんと感動しました。
・・・・・・・・・
舞台は茨城県下妻市。田んぼが広がる町に住む桃子(深田恭子)はロココ時代のフランスに憧れるゆるふわ系女子。田舎町には似合つかわしくないロリータファッションに身を包み、定期的に代官山の崇拝する店に服を買いに訪れていた。ある日、ロリータ衣装を購入するための小遣い稼ぎとして、父親の持っていた偽物のブランド服を売り始めたのだが、地元の暴走族であるイチゴ(土屋アンナ)が服を購入するために桃子の自宅に訪れた。桃子の独特の雰囲気を気に入ったイチゴはその後も足しげく桃子の自宅を訪れるようになり、二人の間には不思議な友情が芽生えていった。
・・・・・・・・・
まずキャストがとにかく素晴らしいんですよね。現在でも第一線で活躍している俳優さんが登場します。俳優陣の実力もありますし、中島監督は演技に厳しい監督として有名ですので、演技面は本当に非の打ち所がないクオリティでした。
完全に個人的な評価を言うならば、私は深田恭子さんが昔から好きですので若かりし頃の深キョンが見られるというだけでも100点です。ご結婚おめでとうございます。
もう16年も前の作品ということで、出演者全員がものすごく若い。深キョンも土屋アンナも若い。でも荒川良々は全く今と変わらん。そこが逆に凄い。「若かりし頃のあの人」が見られる作品としても面白かったですよ。
あと、中島監督の得意とする独特な映像演出ですね。つるべ打ちのように繰り出される映像演出の数々。映画開始数分の間に深キョンが事故ったり宙を舞ったりスローモーションにいきなり切り替わったかと思いきや時間は巻き戻る。今まで中島監督の作品はいくつか観てきましたが、本作が一番映像演出が強いと思いますね。中島監督の他の作品の映像演出を観て「苦手だな」って思った人は要注意かもしれませんね。私は大好きなんですけど。
また、深キョンの淡々としたナレーションが続くのも良かったと思います。主人公の桃子の無気力感や人生悟った雰囲気がナレーションから伝わってきましたし、「映像がうるさい」ので静かなナレーションはバランス取れて良かったと思いますね。
公開から17年経った今でも名前を目にする機会が多いのも頷けます。ただただ「観ていて楽しい」映画でした。オススメです。
女子の友情を描いたコメディー映画の傑作
原作未読
2004年仙台の映画館で鑑賞
それ以来DVDなどで何度も観た
2001年から2010年の邦画ベスト10(あくまで個人の感想です)
中島哲也深田恭子土屋アンナの代表作
茨城県下妻発
この映画で下妻という地名があることを知った人も多いだろう
よく作り込んだよくできたコメディー
こういう映画を楽しめる人は幸せ
映像がとても綺麗
下妻の青空はこんなに美しいのか
音楽も良い
本編始まって早々バイクを運転していた桃子が軽トラと衝突して天高く飛ばされるが心配無様
ロリータファッションにバイクという組み合わせがミスマッチで良い
『温泉スッポン芸者』の芸者姿にバイク以来の組み合わせ
ロリータファッションにハマる桃子役がよく似合っている深田恭子これは当たり役
女優深田恭子が金属バットを振り回し啖呵を切る場面も良い
あの独特の声の土屋アンナにヤンキーのイチゴ役はピッタリとハマっていた
これも当たり役
眼鏡の中学時代やロリータファッションのモデル姿も貴重な姿でなかなか良い
イチゴのおバカな言動にツッコむ桃子
キレるいちごに何度も暴行を受ける桃子だがなぜか二人の絆は深まる面白さ
暴走族のレディース舗爾威帝劉(ポニーテール)の総長役の小池栄子の胸がとにかくでかい
眼帯の樹木希林
顔に地平線のような傷の本田博太郎
フランスパンのようなリーゼントの阿部サダヲ
歯が一部黒くなっている生瀬勝久
荒川良々
一人一人が笑わせよう楽しませようという情熱が伝わってきて好感が持てる
最近のテレビに物足りなさがを感じていたがその理由がわかった
宮迫がいないからだ
アメトークに宮迫がいないんじゃ観る気になれない
意外なところでブレイク前の真木よう子
あの役は彼女じゃなくてもいい気もするが
女子の友情といえば最近『ディアフレンズ』という作品を観た
北川景子本仮屋ユイカ共演
あれは暗すぎるしそれでいてチープだった
その点ではこの『下妻物語』は逆
女子の友情といえば『花とアリス』と双璧だがこっちはそれよりもコメディー要素が強い
映画は娯楽なんだから女子の友情を描くなら美しく華やかに明るくスカッする話じゃないといけない
それほど猥褻じゃないし特に死人が出るわけでもないし政治色が強いわけでもない
それなのに面白い
映画comもベスト1200に選んでくれているのが嬉しい
おすすめ
深田恭子のポワッとした不思議ちゃんなキャラクターは、はまり役という...
深田恭子のポワッとした不思議ちゃんなキャラクターは、はまり役というよりそのまんまか。
土屋アンナも女優デビュー作で堂々とした演技でこちらもはまり役。
嫌われ松子が面白かったので、同じ監督さんのこちらの作品も視聴したが、さすがはCMディレクター。途中にアニメーションを差し込んでくる演出が良かった。
小生はハマった、 最後の啖呵が良かった
1=本や映画のこの題名、昔から知っていたが、「下妻」とは、
①結婚した妻(夫人)の何かの隠語か、
②地名の事か、 ボヤーと、どっちだろうなと思っていた
→ 別にどっちでもいいから、調べる気にもならなかった
本日、映画を観て、「地名」と判明して、少しスッキリ
2=笑える会話がポコポコ出て来て、喜劇みたいで面白かった
3=次に泣けた所
①桃子がイチコから特攻服への刺繍を頼まれ、書体等の事を聞いたら
イチコから「特攻服を預けるという事は、命を預けるという事、
書体も大きさも全て任せる」の力強い回答 → 少し泣けた
②イチコが、レディースのメンバーから集団リンチを受けている最中、
桃子も水に投げられ、頭の神経が切れた後の行動
ア.相手からバットを奪い、頭領の亜樹美に尻もちをつかせ、
イ.「あたいは、妃魅子の実の娘さ」で、レディースは戦意喪失
ウ.亜樹美に「あんた、妃魅子の娘、敵に回す勇気あるんか」と啖呵
エ.その後も言葉は続くが、亜樹美は桃子に「ハイ」と敬語で返答
→ 小生、この一連の流れに、気分スッキリ
→ 極妻シリーズの岩下志麻みたい、と思ってしまった
4=観る前は、殆ど期待していなかったが、観たら面白かった
→ こんな作品だったとは、嬉しい驚き
→ 思ってたより、星2つアップの感じ
小生は、ツボにハマった
ヤンキーとロリータの熱い友情
原作も大好きだけど、映画も最高!
好きな物も性格も正反対、ロリータ桃子とヤンキーイチゴ。この二人の関係性が好きすぎる。
原作ファンですが、キャストもストーリーも完璧。
いつ見ても元気になれる映画です。
なにが貴族の森だよ
翔んで埼玉は魔夜峰央の1983年の漫画である。
2020年現在、37年前ということになる。
あまり記憶していないが、その当時、東京人たちは、本気で近県、埼玉・茨城・千葉などをばかにしていた。かもしれない。
それが、あまりにもうるさすぎるので、自虐ねたをつくって、嘲弄をかわすようになった。──のかどうか、ほんとのところは知らないが魔夜峰央や江口寿史のような、ダサさを反転武器にした創作物によって、地方人が生きやすくなったのは事実である。
つまり、誰もがあらかじめ「おれダサいんですよ」と前置きしてしまうので、東京人もあざけりを楽しむことができなくなった、わけである。
この原作にも同種の諧謔があった。
冒頭、桃子が「できれば私はロココ時代のおフランスに生まれたかった」と吐露するが、そこは茨城で、田んぼに囲まれている。
登場人物たちは、自意識と自虐が表裏だった。
それを端的にあらわした台詞は、いちこ(イチゴ)役の土屋アンナの「なにが貴族の森だよ」だと思う。
貴族の森とは現実に存在した(している)スパゲッティのフランチャイズタイトルである。
そのネーミングセンスをいちこは冷やかしたのだが、同時に、貴族の森で時間とお金を潰している自分自身も自嘲した。
さらに、そこで時間とお金を潰すほかに、さして選択肢があるわけでもない、日本の地方も冷やかした。
そしてさらに、田んぼに囲まれた関東平野のロードサイドの飲食店が貴族の森という名前をつけている日本の矛盾に、至極まっとうな見解を述べたのであった。
かたやフリフリのベイビーを着て、かたや紫の特攻服を着て、そんな二人が茨城の田んぼを疾走し、「貴族の森」なる飲食店に入り浸り、代官山を闊歩する。
「だいたい日本なんてそんなものでしょ」とか「日本ていったいどんな国なんだよ」とか──の諦観と哄笑をはらんでいた。すなわち自意識と自虐が表裏だった。
ただし、諧謔的なのは枝であって、映画の根幹は、お互いの過剰な自意識を乗り越えて、友情を育んだ二人のドラマにあった。
自虐ねたで彩りつつも、底には人と人の思いやりが脈々していたことが下妻物語の凄みだった。
コメディの体裁をとりながら、心象が丁寧に描かれた、人間ドラマになっている。見たときはほんとにびっくりした。
龍二とあきみさんが結婚することになり、密かな片思いが終焉して、河原でさめざめ泣くいちこに寄り添ってあげたくなったのをよく憶えている。
なかなか深イイと思うのである。
主人公の桃子(深田恭子)はゴーイングマイウェイな性格だが、その「流されない」人生にはちゃんとした「覚悟」のようなものがある。
そしてまた田舎ヤンキーのイチゴ(土屋アンナ)の過去も、これはこれで別にひとつの映画が撮れそうなほど深刻である。
この二人の女子高校生(少々トウが立った感は否めないが)を中心としてストーリーは進行していく。
桃子の父親(宮迫博之)のダメ人間っぷり、母親(篠原涼子)の「流される」生き方、過去ヤンキーであったらしい桃子の祖母(樹木希林)等々、脇役といえども登場人物がそれぞれしっかりと描かれ、物語の世界に広がりと奥行きが感じられる。
阿部サダヲや荒川良々の怪演も楽しい。
また、作品中何度も「ジャスコ」が出てくるのだが、田舎町とショッピングセンターの関係を象徴的に捉えていて、たいへん興味深かった。
作品としては、カメラ目線のモノローグもあったりして、いわゆるリアリズムの手法ではないから、嫌いな人は嫌いかも知れない。
幻惑的な色づかいや奇天烈な撮影手法で知られる中島監督だが、ストーリーは意外と人情ものである。これは、『パコと魔法の絵本』でも感じたことだ。
私はハマった
ずっと気になっていたがやっと観れました。
配役がドンピシャで最高!!
私はロリータ深田・ヤンキー土屋で良かったと思います。
土屋アンナならロリータ女子をもこなしたかもしれないけど、ロリータ土屋だったら早々に離脱してたかもしれない。
この役柄・この俳優だから面白くなったんじゃないかなと思ってます。
福田麻由子ちゃんや小池栄子さんが素敵。
真木よう子さんにはビックリしたなぁ。
今後も放送されるたびに観る作品だと思う。
太田緑ロランスさんとスピードワゴンのお二人を見つけることができなかったし…!
全87件中、21~40件目を表示