ホストタウン エイブル2

劇場公開日:

解説

知的障害のあるアスリートたちの世界最大のスポーツ・イヴェント、”スペシャルオリンピックス“を取り上げた長篇ドキュメンタリー・シリーズの第2作で、日本人選手団のホストタウンになった町に暮らすダウン症の少女とその家族の絆を見つめる。監督は「able」の小栗謙一。撮影をK.P.マロンとスザンナ・サロネンが担当している。第78回キネマ旬報文化映画ベスト・テン第7位作品。

2004年製作/101分/日本
配給:ableの会
劇場公開日:2004年4月24日

ストーリー

2003年6月。アイルランドのダブリンで”第11回スペシャルオリンピックス夏季世界大会“が開催された。日本人選手団を迎えるホストタウンとなった郊外の小さな町・ニューブリッジに家族と暮らす、知的障がいを伴うダウン症の18歳、エイミー・パーセルは、体操のアスリート。今大会への出場を夢見ていたが、惜しくも選から漏れてしまった。そんな彼女の夢は、セクレタリーになること。その為に、トレーニングセンターで電話受付の勉強をしている。エイミーのすぐ下の妹であるリンジーもまた、脳性マヒで下肢が不自由だ。彼女は将来、大学に進んで障がい者を助ける仕事をしたいと思っている。ニューブリッジに日本人選手団がやって来た。大家族のエイミーの家はホストファミリーにはなれなかったが、エイミーと同い年でダウン症のケビンの家には、ふたりの女子アスリートが滞在し交流を深めた。いよいよ開会式。家族揃って会場へ向かうパーセル家の人々。多彩な競技、熱戦が続く。エイミーも精一杯の声援を送った――。9日間の祭典が幕を閉じ、ニューブリッジにいつもの日常が戻って来る。しかし、今は障がいがある為に社会に受け入れらないなんて不安や怒りや失望は過去のことに思える。リンジーはボーイフレンドの社会デビューの祝賀会でパートナーを務め、エイミーもセクレタリーの訓練に懸命に取り組んでいる。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0エイミーの自立

2018年12月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 見た目は健常人とさほど差がないダウン症のエイミー。高校は普通高校に通うほどだ。かつては“蒙古症”と言われたとも言っていたが、そのような面影もなかった。

 お父さんが「世界中がこの子のように憎しみあうことを知らなかったら、戦争なんておこらないのに・・・」という台詞が印象に残った。アイルランドのOKマークは日本では“お金”であるという説明会も印象的。

 前作『エイブル』と違って、視点は完全にホスト側のエイミー。エイミーが自立するための描写が多い。日本人が登場するのは本編開始後1時間だ。そしてオリンピックのハイライトと続きます。前作とは趣が全く違いますけど、水泳のミキや体操の花美のシーンが中々いい撮りかたでした。

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kossy

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