「ちょっと凄くない?妻夫木聡の涙」ジョゼと虎と魚たち(2003) きりんさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと凄くない?妻夫木聡の涙
妻夫木聡の失恋後の泣くシーン、あれは名場面でした。たまりませんでした。
妻夫木の俳優としての実力を知った映画でした。
おばあちゃん役の新屋英子は一人芝居(身世打鈴・しんせたりょん)を見たことがあります、社会の底辺の苦労人の役をやらせたらピカ一。
池脇千鶴は、ハマりました。
「ここのみにて光り輝く」でも唯一無二の演技を見せてくれて以降僕は大ファンになりましたね。
アニメ版「ジョゼ」は?
見たくないなぁ。
きりんさん
過分なお言葉ありがとうございます。
ここ数年、是枝裕和監督やケンローチ監督をはじめ、社会問題をさまざまな視点から描く作品を見るたびに、どこかで必ず〝自分ごと〟と重なる部分があります。その度に、結局は傍観者なんじゃないのか?逃げたんじゃないのか?
と自問自答することがあります。
一方で『パーフェクトデイズ』の役所広司さんに救われたりもします。
人生のことは映画に聞け❗️キネマの神様のゴウさんならそう言うと思います。
きりん様
お返事とフォローをありがとうございます。
私もフォローさせていただきます。
きりん様のように、簡潔に書けなくて、つい読み手のことも考えずに、言葉があふれだしてしまう。
言葉を失う名画もありますが、心の窓が開いてしまう名画もありってことで。
では急に寒くなりました。ご自愛ください。
きりん様
コメントありがとうございます。
私も、介助職ではないですが、被援助者ー援助者の関係の中で仕事しています。なので、頭をガツンと殴られたように思いました。
きりん様は、真摯にお仕事に向き合ってこられたのですね。良い経験をされましたね。一生の宝ですね。
また、ご自身の課題のためにひきこもっていらっしゃる方もいらっしゃいますが、最近はケアチャイルドー親の都合で不登校になっている子どもも多く、そういう面でも考えさせられました。
また、子どもの知識欲や体験して学びたい思いに、学校は対応うううできているのだろうかとか…。
ジョゼの知識欲に比して、恒夫の大学生生活。今は就職予備校みたいになっているけれど、80年代のレジャーランド化がよく表現されていました。教科書の元の所有者も効いていましたね(笑)。
犬童監督ならではの視点で、じんわりとくる映画になったと私も思います。『のぼうの城』は私には合いませんでしたが…。
妻夫木氏については『怒り』で見直しました。それから過去作を見直すと、”普通”の青年の役でも、今作と『家族はつらいよ』では全く、違う顔を見せるし、『渇き。』では、得体のしれぬ底恐ろしい役を飄々と演じておられるし…。ひそかに、『パコと魔法の絵本』でも、怪優・加瀬氏や國村氏にひけをとっていないしと、改めてすごい役者だと思っています。
新屋さんは初めて知りました。舞台が多いのですね。この方の演技で、ジョゼの置かれた境遇にリアリティが付加されたと思います。
池脇さんの『そこのみにて~』大切にしまっておきたい宝物のような演技でしたね。また、ひそかに『半世界』の池脇さんも好きです。『半世界』自体は今一つでしたが、池脇さんの演技に★を増やしてしまいました。何気ない奥さん・母を演じているだけなのに、とてもひきこまれました。
長々とすみません。
素敵な映画との出会い。そして、レビューでの分かち合い。心が豊かになっていくようです。
ありがとうございます。