ばかのハコ船

劇場公開日:

解説

「どんてん生活」で高い評価を得た山下敦弘監督の第2作。20代男女の奇妙な向上心が笑いと悲哀を呼ぶ、イタくて斬新なコメディ。バンクーバー国際映画祭の他、様々な映画祭に招待された。出演は、「どんてん生活」の山本浩司、本作が映画初主演の小寺智子。音楽を担当するのは、関西を中心に活動しカルト的人気を誇る音楽集団・赤犬。

2002年製作/日本
配給:ビターズ・エンド
劇場公開日:2003年4月26日

ストーリー

自分たちが開発した健康飲料「あかじる」の東京での自主販売に失敗し、500万円の借金を作ってしまった酒井大輔(山本浩司)とその恋人・島田久子(小寺智子)。何とかもう一度この一大事業を立て直すべく、ふたりは大輔の実家に出向いた。様々な方向からいろんな人々の力を借りられるのは、地元しかないと思い立ったからだ。とはいえ、明るさがない、愛想がない、要領が悪い、など商売からかけ離れている性格のふたり。両親・親類からはことごとく反対され、同級生たちからは冷たくあしらわれ、「あかじる」販売事業はまたたく間に暗礁に乗り上げてしまう。いきなり出鼻をくじかれたふたりは他に頼るあてもないまま、何もない地方の片隅でダラダラと無意味な生活を過ごすハメに……。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0山本浩司

2018年11月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 スーパーにあかじるを置いてもらえるかと思ったら、店員として働けという言葉。普通なら、ここで就職してしまうところだろう。どこでもありそうな話、しかもリアルに描いてあるために、笑いも自然にあふれてくる。

 『リアリズムの宿』が良かったため、観る順番が逆になったことが残念。山本浩司の面白さは相変わらずだが、今回は女運がいい。終盤になってドラッグストアの店頭販売を許されてからの心理描写が弱いかもしれない。もっと相方の小寺智子をもっと見たくなってくる。「あかじるいかがですか~栄養しか入っていませ~ん」と連呼されると、どうなんだろ・・・やはり無視してしまうかもしれない(笑)

 マンホールに落ちるシーンも良かったし、唐突なラストの強盗のシーンが光っていた。

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kossy

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