13階段

劇場公開日:

解説

死刑確定囚の冤罪を晴らすために奔走する仮出所中の青年と刑務官の姿を描いたミステリー。監督は「ソウル SEOUL」の長澤雅彦。第47回江戸川乱歩賞を受賞した高野和明の同名小説を、「誘拐」の森下直が脚色。撮影を「ターン」の藤澤順一が担当している。主演は「GTO」の反町隆史と「刑務所の中」の山崎努。

2003年製作/122分/日本
配給:東宝
劇場公開日:2003年2月8日

ストーリー

傷害致死罪で3年の刑に服し、4ヶ月の刑期を残して仮釈放された三上純一は、服役していた刑務所の刑務主任・南郷に、ある死刑確定囚の冤罪を晴らす調査を手伝って欲しいと頼まれる。調査を依頼したクライアントの仲介役の弁護士・杉浦の提示した報酬は、一千万円。迷う三上だが、逼迫した家計の助けになればと、仕事を引き受ける。死刑確定囚の名は樹原亮。10年前、仮出所注に自分の保護司である宇津木夫妻を金目当てで殺害したとされているが、彼は事件直後の交通事故で犯行時の記憶をなくしていた。手がかりは、「階段を上っていた」という記憶の断片のみ。死刑執行まで残された時間はわずか、三上と南郷の“階段”探しは難航を極めた。そんな中、思わぬ事実が浮かび上がる。それは、事件当夜、三上が同じ町にいたことだった。恋人・友里と旅行に来ていた三上は、そこで自分が死に至らしめた佐村に友里をレイプされていた。7年後、佐村と偶然にも再会した三上は、彼を殺す。それは事故だったが、三上には殺意があった。南郷は三上に言う「殺意と殺人は違う……」。やがて、土砂に埋まった廃寺から“階段”と凶器が見つかった。ところが、その凶器から検出されたのは、三上の指紋だった。それは、三上を宇津木夫妻殺しの真犯人に仕立て、彼を死刑に追い込もうと目論む、樹原冤罪調査のクライアントである佐村の父の計画だったのだ。息子が犯したレイプ事件を知らない彼は、なんとしても三上に極刑を下したかった。しかし、真犯人は宇津木の知り合いであるホテルのオーナー・安藤と判明。安藤は、過去の罪をネタに宇津木から強請られていたのだった。こうして真犯人を見つけ出した三上と南郷は元の生活に戻り、一年後、再審の決定した樹原に無罪判決が下った。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
脚本
森下直
原作
高野和明
企画協力
岡田裕
製作
宮内正喜
プロデューサー
角谷優
共同プロデューサー
増田久雄
撮影
藤澤順一
ステディカム・オペレーター
佐光朗
美術
小川富美夫
装飾
大坂和美
音楽
ニック・ウッド
音楽プロデューサー
石川光
録音
滝澤修
音響効果
柴崎憲治
照明
渡邊孝一
編集
掛須秀一
衣裳
富樫昇
小松沙和
スタイリスト
結城知子
ラインプロデューサー
桜井勉
アシスタントプロデューサー
重岡由美子
三田美奈子
製作担当
小林毅
製作主任
木村利明
大西洋志
助監督
落合俊一
スクリプター
森直子
スチール
宮田薫
視覚効果
松本肇
特殊効果
小林正巳
操演
羽島博幸
宇田川幸夫
高見澤利光
擬闘
深作覚
製作本部
亀山千広
大多亮
関一由
宅間秋史
島谷能成
瀬田一彦
市川南
武政克彦
尾越浩文
迫田真司
棚橋裕之
高野力
金子俊夫
五郎丸弘二
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映画レビュー

3.0劇場公開時鑑賞。原作既読。

2024年1月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

原作は良かったので、逆に映画版はハードルを下げた状態で観たせいか、可もあり不可もありながら、許容範囲内判定。

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なお

2.5緊張感に欠ける

2018年9月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

主人公(反町隆史)は傷害致死で服役、出所後、世話になった刑務官(山崎努)から頼まれて、死刑執行が近い男の冤罪を暴くことに。
登場人物の背景も丁寧に描かれるのだが、画面から緊張感が伝わってこないので、唐突に感じてしまう。

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いやよセブン

2.5医者と坊主と弁護士は、お金儲けに走るなということ

2012年3月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

難しい

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shimo