クロエ(2002)

劇場公開日:

解説

奇病に侵された妻と、彼女を支える夫の愛を描いたドラマ。監督は「BeRLin」の利重剛。ボリス・ヴィアンの『日々の泡』『うたかたの日々』をモチーフに、利重監督と「楽園」の萩生田宏治が共同で脚本を執筆。撮影を「リリイ・シュシュのすべて」の篠田昇が担当している。主演は、「自殺サークル」の永瀬正敏と「センチメンタルシティマラソンSENTIMENTALCITYMARATHON」のともさかりえ。J-WORKS第3回作品として製作・公開された。第51回ベルリン国際映画祭コンペティション部門正式招待、第23回モスクワ国際映画祭正式招待、第23回ぴあフィルムフェスティバル上映、第76回本誌ベスト・テン日本映画新人女優賞(小西真奈美)受賞、第57回毎日映画コンクール男優助演賞(塚本晋也)受賞、第24回ヨコハマ映画祭助演男優賞(塚本晋也)受賞作品。

2001年製作/128分/日本
原題または英題:Chloe
配給:サンセントシネマワークス
劇場公開日:2002年6月15日

ストーリー

プラネタリウムで働く高太郎は、叔母の絵画展で知り合った女性・クロエと恋に落ち、結婚。沢山の仲間たちに見守られ、幸せな生活を送っていた。ところがある日、クロエの肺が睡蓮の花を宿す奇病に罹っていることが判明。手術で一時は回復したものの、もう片方の肺にも蕾が芽吹き、彼女は自宅での闘病生活を強いられる。そんな中、他の花を蕾に近づけるとそれが萎縮して成長が止まることを発見した高太郎。彼は、クロエの為に毎日新鮮な花を買い続けるのだが、些細なことで仕事をクビになってしまう。「花を買う金が尽きてしまえば、クロエの命も亡くなる」クロエと少しでも長く一緒にいたいと願う高太郎は、新しい仕事を始めた。しかし、皮肉なことに彼が働けば働く程、クロエと過ごす時間は失われていくばかり。しかも追い打ちをかけるように、高太郎の心の支えであった、カリスマ・アーティストのキタノに心酔する親友・英助が借金取りに刺殺、更にその恋人の日出美がキタノを殺害して逮捕されると言う事件が起こる。自身を取り巻く環境の変化に、不安を禁じ得ない高太郎。やがて、クロエが息を引き取った。その後、ひとり残された高太郎は花屋に就職し、クロエのことを想う。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0うたかたの日々

2018年10月1日
iPhoneアプリから投稿

告白するシーンが可愛らしくて良い。

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