ドルチェ 優しく
劇場公開日:2001年4月14日
解説
「静かなる一頁」「モレク神」など、現在のロシア映画の最高峰に位置するアレクサンドル・ソクーロフが、「死の棘」の作家・島尾敏雄と妻ミホの揺れる関係を見据えた。ドキュメンタリ-とも劇映画ともつかない野心的な一本。
1999年製作/63分/日本・ロシア合作
原題または英題:HEЖHO
配給:クエスト
劇場公開日:2001年4月14日
ストーリー
舞台は加計呂麻島を臨む海。ここで、カメラに背を向けた映画監督ソクーロフが、ある男の生涯を語り始める。その男とは島尾敏雄。貿易商の家に生まれながらも、病弱で読書の好きな少年だった彼は、成長して青年士官になる。すべてを国家に捧げ、加計呂麻島の海軍基地へ赴任した敏雄を、あるできごとが待ち受けていた。それは、島の小学校教師ミホとの出会い。敏雄、27歳のときのこと。運命の出会いであったが、そのときから敏雄とミホの果てしなく繰り広げられる愛の葛藤が始まる。後にミホとの生活をベースに、ある夫婦の精神的な闘いを克明に描いた代表作『死の棘』を生み出す夫婦生活である。
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スタッフ・キャスト
- 監督
- アレクサンドル・ソクーロフ
- 製作
- 木暮優治
- 撮影
- 大津幸四郎
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Herself島尾ミホ
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Herself島尾マヤ
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Himself島尾敏雄
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