DISTANCE ディスタンス

劇場公開日:2001年5月26日

解説・あらすじ

3年前にカルト教団が起こした殺人事件の加害者遺族である4人の男女は、1年に1度再会し、遺灰が沈む湖で手を合わせることにしていた。その年、湖から帰ろうとする4人の車がなくなるというアクシデントに見舞われた彼らは、同じくバイクをなくした元信者の青年とともに、かつて信者たちが暮らしていたロッジで一夜を過ごすことになる。監督は「ワンダフルライフ」の是枝裕和。出演はARATA、伊勢谷友介、寺島進、浅野忠信ほか。

2001年製作/132分/日本
配給:「ディスタンス」製作委員会
劇場公開日:2001年5月26日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第54回 カンヌ国際映画祭(2001年)

出品

コンペティション部門
出品作品 是枝裕和
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映画レビュー

3.0リアリティショーと何が違うのだろう?

2025年7月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

デイスタンス
2001年公開

コロナ禍の頃、ソーシャルデイスタンスという言葉を幾度となく聞きました
感染防止の為に人と人との間隔をとろうという意味でした

人は親密度で間隔が広がったり狭まったりします
それは内面的なものであっても外面的に表れでるものです
固定的なものでなく、その時の面持ちによって常に可変しているものでしょう

終盤近く、新宿駅の光景は雑踏であり、そんな事人間関係の距離感は外からは伺えはしません
しかし、山中においてはどうか、
その個人の心理状態を他者との距離で無意識に表出しているのではないでしょうか?

作劇はあるはずです
シナリオは間違いなくあると思います
しかし、俳優達には自分の台詞だけしか教えられていなかったといいます
相手の反応に反射していくほか無いのです
物語の全貌を知り得えない以上、自分の台詞と相手の反応だけを手掛かりに即興的に演じて行くほかありません
そのリアリティを本作の核として監督は求めたということだと思います
そこに登場人物の間の距離感(デイスタンス)が脚本に描ききれないものが表現されるはずだ
それで本物に限り無く近い演技になるはずだ
俳優の役作り以上のものが手に入るだろう
だからこそ、劇伴たる音楽は一切ありません
劇伴音楽は、そのシーンの説明であり、俳優の演じている内容の説明でありかつ、その増幅の為にあるものですから、音楽を入れることは本末転倒になるから故に排除されたのでしょう
そのような仮説で撮られた映画のように自分には思えました
でもそれはリアリティショーと何が異なるのだろうかと思うのです
それで、得られた結果は?
まるで架空のドキュメンタリーのような映画が迫真性をもって完成したということなのだと思います
映画の作り手側からするとそれもありなのでしょう
でも観客の立場で言えば、それに2時間つきあわされのはどうなのか?と正直疑問に思うのです

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あき240

3.0タイトルなし

2024年12月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

演技はほとんどアドリブなのかな?

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いのしし

3.5多くの人の人生を想わざるを得なかった

2023年11月23日
スマートフォンから投稿

あのセンシティブな事件の
加害者遺族に焦点を当てた作品

加害者遺族でもあり、被害者でもある
そんな彼らの旅路を想った
彼らも、大事だった人を想っていた

そしてラストに明かされる秘密
一体どんな思いで彼らは生きてきて
どんな思いでこれからも生きていくのだろう

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JYARI

2.5ドキュメンタリー?

2021年3月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
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KEI