映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲のレビュー・感想・評価
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クレヨンしんちゃんの映画の中でこれがいちばん好き。 懐かしさ、哀愁...
クレヨンしんちゃんの映画の中でこれがいちばん好き。
懐かしさ、哀愁が漂っている。
派手さはないけれども、笑えるところは笑えるし、ストーリーもしっかりしている。
ひろしがどんどん大人になって今の野原家を幸せに思っている回想シーンはじんわりとくる。
転んでも転んでも諦めずタワーを上っていくしんちゃんが泣けちゃう。
懐かしい過去にとどまらず未来を生きる、過去があって今、未来の幸せがある、そんなメッセージが胸を打つ。
子供向けというより大人向けのしんちゃんです。
大人になってからもう一度観た
なんで懐かしい気持ちってこんなに胸が締め付けられるんだろう
クレヨンしんちゃんの映画は泣けるって聞いたことがあったけど今回初めて観ました。
昭和の匂いにノスタルジックな感情を抱き子供時代に戻る大人たち。
時代に合わせて変化する必要はあるけど、変わらずにいられたら、ずっと子供のままでいられたらいいのにって思うこと…一度くらいあるよね。
ひろしの回想シーンとしんちゃんが走ってるシーンはウルっときた。守りたいものがあるっていいなって思った。
懐かしいきもちってなんでこんなに胸が締め付けられるんだろう。ずっと忘れていたものも、匂いを嗅ぐと一瞬で思い出す。
過去に生きることは出来ないけど
だからこそ過去は特別なもの。
大人が楽しめる映画だと思いました。
しんちゃんって立ち回りとか上手いし頭いいよね。笑 可愛いし♡
13回くらい見て全部泣く
野原ひろしと同世代が超号泣
映画版『クレヨンしんちゃん』で一番見応えのある作品。大阪万博世代、バブル世代、現世代、全てが楽しめるエンタテイメント。就職して社会に出て大人になって子供時代の夢を忘れた疲れ果てた大人達。現実を覆い隠す世間体。これを見て現実を見つめ直す機会を持つのも悪くないと思う。悪役のケンを津嘉山正種が吹き替えてるのが渋い。一番の見所ははっきりとした悪役がいない事にある。映画の設定上ケンを悪役としてるが本当の悪は大人達自身だと思う。20世紀の過去に夢中になり21世紀の未来に背を向ける。ケンは大人達の夢を現実に導いてるに過ぎない。私は未婚だから現実は知らないが結婚して出産しても遊ぶ事は出来るはずだし趣味を持つ事も出来るはず(結婚にマイナスイメージがあるなら結婚しなければいいし何の為に結婚するのか)。未来の為に努力をせず過去に現実逃避する大人達の気持ちが本当の悪だと思う。
【”ノスタルジーに浸り過ぎていては、未来は無いよ!”コンセプトが面白きアニメーション映画。懐かしきフォークソングの数々も沁みます・・。】
■感想
・21世紀の日本を憂う、ケンとチャコが率いる”イエスタデイ、ワンスモア”が行った”20世紀の匂いをオトナ達に振りまき・・”と言うコンセプトが秀逸である。
・どこか、冷めたケンとチャコの姿も”未来に絶望しているから”虚無感が漂っている。
・冒頭から登場する、昭和の香りのするキャラクター達。ゴモラに似た怪獣・・。ひろしSUN(軽く脱力・・)。
・”内の世界”と、”外の世界”という概念。
・ひろしを元に戻す足の臭さ・・。軽く脱力しそうになるが、キチンと仕事して、生活しているから発する匂いなのである。
・しんちゃんが叫ぶ”オラ、大人になりたいから・・”と言う言葉。
・ひろしがケンとチャコに言う、”家族のある生活をアンタタチにも分けてあげたいぜ!”と言う言葉。
<中盤までは、コンセプトの面白さを楽しみ、後半は随所で沁みてしまった作品。
「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズが大ヒットしたのは、”イエスタデイ、ワンスモア”の心が、オトナ達に色濃く残っているからであろうと思った作品でもある。>
■補足
・ケンは”トヨタ2000GT”を愛車にしている。心根は、良い男なのだろう・・。
・エンドロールで、京都アニメーションの方々が多数、今作に関わっていた事が分かった。
若きアニメーターの未来を奪った卑劣な男に、未来が無いのは当然である。
生きるのが楽しくなる傑作
クレヨンしんちゃん映画の中でも屈指の名作として有名なモーレツ大人帝国。去年公開されたラクガキングダムもかなり面白かったので、期待して鑑賞。
流石過ぎます。
懐かしさ、面白さ、そして家族愛。
今を生きる全ての人に見せたいほどいい映画。
20世紀万博という、大人たちにとっては天国のような懐かしさの塊である大きな建物が春日部に突如建設された。大人たちは皆その懐かしさと匂いに虜になってしまい、子供たちを捨ててまでそこを愛してしまっていた。
いつものように、やっちゃダメ!って時にやっちゃうしんちゃん。バスの上から放つのは面白すぎます笑笑
かすかべ防衛隊のほか4人も大活躍。BARでのしんちゃんとネネちゃんとボーちゃんの会話はたまりませんな笑
一切の無駄がなく最後まで突っ走る。
短い尺の中でもテーマがしっかりとしているし、非常に面白い。ぎっしりと濃く、今までのしんちゃんの王道を辿っているのだけど何故か悲しくどことなく薄暗い。
そのせいか余計クライマックスで感動するし、深く重い現代に必要な題材をより重くしている。
その重さがやっぱホラーチック。確か原作のひとが元々そういう作風を多く書いてたんだっけ?闇を感じて少し怖い
ってかもう懐かし過ぎます。
完全にオトナ帝国。絶対的にこの映画は子供向きではありません。30~40代の大人の方は絶対に見て欲しいですね。出来れば2人以上で見てほしいです。こりゃ、盛り上がりますよ笑
けど、ラクガキングダム程ではなかったのが正直なところ。OPの曲が超耳障りだったり、薄暗さがちょっとキツかったり、エンディングもまたいまひとつ。
でも、余韻が凄い。
普通じゃないクレヨンしんちゃん。
何だかこれから生き方が変わりそう。そんな映画
面白さと感動がうまく同居
アニメ映画の可能性を本気で追求して見せた、原恵一監督の恐るべき才能と実力に感服しました
すみません、クレヨンしんちゃんの映画でしょって、完全に舐めていました
物凄い傑作です
完全に大の大人が感動して泣かされます
それでいて子供も楽しめるアニメです
完全無欠とはこのこと
ヒロシの長い回想と、特にクライマックスの東京タワーの赤い階段を未来に向けて駆け上がるしんちゃんのシーンは日本のアニメ映画史上屈指の名シーンだと思います
疲労困憊とともにしんちゃんの作画が劇画風に演出されるところには心底やられました
鳩が飛ぶシーン
その舞い上がった鳩は直ぐ足下の軒先の巣に戻ります
その巣にはつがいの鳩と雛鳥が仲良くいるのです
音楽と音響の力
懐メロを単に挿入しているだけでなく、イコライザの掛け方などの工夫によって聞こえ方にまで拘りをみせています
テレビのアナウンサーの口調、原稿、音響も然りです
全く丁寧な演出が積み重ねられています
ケンとチャコのキャラ造形が素晴らしい
イエスタデイワンスモアのその名前自体1973年のカーペンターズの名曲です
本部でケンとチャコの二人が座る赤い唇のソファーのサイケデリックなこと!
サルバドール・ダリの有名なリップソファーです
アニメ映画の可能性を本気で追求して見せた、原恵一監督の恐るべき才能と実力に感服しました
私達はいま、「俺達が昔憧れていた、夢の21世紀」に生きているのです
本作公開から20年近く経ちこの言葉が一層の破壊力を持っているのです
大阪万博、次は行けるかな?
70年の大阪万博には行けなかったという苦い経験。しかしテレビっ子であったため、ウルトラマンや魔法使いサリーなんてすぐに溶け込んでしまう。夕日銀座なる町並が『ALWAYS三丁目の夕日』の大ヒットに繋がったんではないかと思えるほどだし、今年のレトロブームはこのアニメ映画の影響だったのかもしれない。
「明日の朝迎えにいきます」という台詞だけ残した20世紀博のテレビ番組。次の朝、大人たちは皆回顧主義に陥り、こども時代の行動をする。そして集められた20世紀博では匂いによって大人たちを支配する。夕日という懐かしさを喚起するアイテムを使って・・・
子どもだけは昔を知らない。未来を諦めたかのような現実逃避の大人たちと違い、未来が心配でならない子供たち。サトウココノカ堂のビルに立て篭もっていたしんのすけたちだったが、バスを乗っ取り逃げる・・・ここでもカーアクションは懐かしのアクションもの映画のようだ。
イエスタデイワンスモアのリーダーはケンとチャコ。父ちゃんの足の臭さによって野原一家は正気に戻り、彼らの計画を打ち砕こうとするのだった。
夢と希望が溢れていたとされる高度成長経済時代。現代のように夢がなくなったのは誰のせいなんだ。しかし、現代の邦画が象徴する回顧ブームが当然来るものだと予言していたかのような内容には恐れ入る。
たしかに面白い
現在、毎年のように劇場版が制作されるアニメといえば、コナン、ドラえもん、そしてクレヨンしんちゃんだ。
クレヨンしんちゃんは周りの評判は結構高いのに観ることがなかった。ギャグ系のアニメに冒険の話つけて劇場版にする?という違和感があったから。そしてクレしん劇場版に今回初挑戦。
実際に観てみると、たしかに荒唐無稽な話ではある。ただ、基本的には子ども向けだろうが、大人が楽しめる作りになっていた。意外と深いテーマになってるし。カーチェイスのシーンなんかはルパンへのオマージュが感じられたりして。
その上できちんとクレヨンしんちゃんとしてのギャグを織り交ぜてくる。たしかにこんな映画なら人気が出るよな。
でも大絶賛にはいたらなかった。これは個人的な好みの範疇。
当時5歳…
最高傑作
「最近走ってないな」 懐かしいって麻薬。
テーマ性が強い
名言ばっかり
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