生霊 IKISUDAMA
劇場公開日:2001年6月23日
解説
高校生兄弟が体験する恐怖の霊現象を、2話仕立てで描くホラー。監督は「鍵」の池田敏春。ささやななえによる原作を基に、「NUTTU ナトゥ 踊る!ニンジャ伝説」の尾崎将也と『無頼 人斬り五郎』の山口セツが脚色。撮影を「NAGISA なぎさ」の田口晴久が担当している。主演は、実の兄弟でミュージシャンとしてDOGGY BAGというユニットを組んでいる松尾雄一と松尾光次、「死びとの恋わずらい」の三輪ひとみ、「東京マリーゴールド」の三輪明日美。
2001年製作/118分/日本
配給:東映
劇場公開日:2001年6月23日
ストーリー
「第一話 生霊 いきすだま」イケメン高校生・良二のクラスメイト・浅茅には、奇妙な噂があった。それは、彼に想いを寄せるあまり、彼女の強い念が生霊となり出没するというものだった。ある日、良二の恋人・真理子が不慮の死を遂げた。そして更に、良二に好意を抱く白井もまた事故で命を落とした。浅茅の生霊が彼女たちを殺したのか? 真相を突き止める為、浅茅の家を訪れた良二は、しかしはずみで彼女を絞め殺してしまったばかりか、彼女の霊によって彼もまた死に至らしめられる。それから数日後、良二の兄・一彦は、弟の死の真相を聞き出そうと入院中の浅茅を見舞っていた。良二に殺された筈の彼女は今、担当医に恋していると言う。「第二話 空ほ石の…」父親の転勤で、一彦の住む町に引っ越して来た女子高生・菜穂子の入居した巨大団地には、不気味な噂があった。それは、部屋番号下一桁に5のつく部屋の住人に災難が降りかかるというもので、果たして菜穂子の部屋は505号室だった。そして、そのことを転校先のクラスメイトの一彦から聞かされた菜穂子に、次々に怪現象が襲った。彼女の母親が原因不明の病気で倒れ、彼女もまた押入の中の少女の霊によって部屋に監禁されたのだ。胸騒ぎを覚え、駆けつけた一彦のお陰で辛くも救出される菜穂子。そんな彼女の部屋のベランダに置かれたコンクリート塊の中から、白骨化した少女の遺体が発見される。