アリーテ姫

劇場公開日:

解説

自分の存在理由を見出せないでいたお姫様の冒険を描く長篇アニメーション。監督は、本作が劇場用作品初監督となる『この星のうえに』の片渕須直。ダイアナ・コールスによる原作を基に、片渕監督自らが脚色。声の出演に「アンパンマンとたのしい仲間たち/おむすびまんと夏まつり」の桑島法子。日本芸術文化振興会芸術団体活動基盤整備事業作品。

2001年製作/105分/日本
配給:オメガ・エンタテインメント
劇場公開日:2001年7月21日

ストーリー

中世。花婿となる男性が現れる日まで、無垢な身で居続ける為に城の塔に封印されているアリーテ姫は、しかし秘密の抜け穴から度々城下に抜け出しては、そこに暮らす人々の生活を覗き見、何の取り柄のない自分にも人並みに生きる資格があるのではないかと考えるようになっていた。ある日、アリーテ姫の婿選びが行われている城内に、千年の昔に滅び去った魔法使いの生き残りであるボックスが現れ、言葉巧みに彼女との結婚を重臣たちに承諾させた。さて、ボックスの城に連れて行かれたアリーテ姫だが、ボックスに魔法をかけられた上、そこでもまた地下牢に幽閉されてしまう。実は、ボックスは水晶占いの予言により、いつか訪れるであろう同族を待ち続ける為、その邪魔となる彼女を始末しようと企んでいたのだ。そんな絶望の淵にあっても、アリーテ姫は心の奥底では希望を失わなかった。やがて、ボックスはアリーテ姫を自分の前から永遠に葬るべく、彼女に3つの難題を課し、外の世界へ送り出す。こうして、図らずも自由を得たアリーテ姫。しかし、彼女はボックスの城下に戻り、ボックスに支配されている村人たちを彼の魔力から助け、またボックス自身の閉ざされた心をも解放してやる。そしてその後、自分の人生の意味を追求する旅に出るのであった。

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スタッフ・キャスト

監督
脚色
片渕須直
原作
ダイアナ・コールス
企画
山下暉人
高野力
遠谷信幸
田中栄子
横濱豊行
製作
植田文郎
福井政文
千野毅彦
桜井眞理美
牛山拓二
プロデューサー
田中栄子
キャラクター・デザイン
森川聡子
作画監督
尾崎和孝
動画監督
梶谷睦子
作画監督補
浦谷千恵
動画監督補
渡辺恵子
関口英樹
韮塚沙絵
美術監督
西田稔
美術
田崎万里子
野崎佳津
青木稔
海老沢一男
渡辺由美
金子正幸
田中恭子
菱山徹
田中静恵
伊奈淳子
板倉佐賀子
宮本清司
松岡淑子
石川山子
音楽ディレクター
水田大介
音楽
千住明
音楽プロデューサー
徳田裕彦
兵頭秀樹
会田昌克
主題歌
大貫妙子
オリガ
音響監督
早瀬博雪
整音
大石幸平
サウンドデザイン
西村睦広
編集
瀬山武司
アソシエイトプロデューサー
福山亮一
制作担当
吉田昌央
特殊効果
新林希文
CGI監督
笹川恵介
色彩設定
林亜揮子
色指定補
並木くみ子
ナレーション
佐々木優子
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Don-chan

3.0劇場公開時鑑賞。十数年後、観ていたことに自分で驚くことになる

2020年8月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

片渕須直? うーん知らないなあ…って『アリーテ姫』の人かっ!
昔話のいわゆる「お姫様」とは違うアプローチの話と聞いて興味をひかれたのだった。高山みなみ氏が珍しく女性役とかね。ガーデンシネマじゃない方初めてーとかもね。
やる気満々みたいな話だったらどうしようかと思ったが、現代的なビルドゥングスロマンを物語世界でやった感じ。今観たらまた違う感想になるかもしれないが。

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もともと存在するものに対しては他人の考えは及ばない。
生き続けるといろんなものや感情を失ってしまう。素朴な心でどうして?どうしてと問われ自分の中の定義づけが変わっていくような映画。

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