湾岸バッド・ボーイ・ブルー

劇場公開日:

解説

幻の名車“GSX1100S KATANA”に惹かれ、バイクに昂じる様々な青春群像を描く。監督は「新・童貞物語 ホンコンバージンボーイ」の富岡忠文、脚本は「うしろあたま」「はいかぶり姫物語」など自主映画出身の斎藤久志、撮影は「喜多郎の十五少女漂流記」の佐々木原保志が担当。企画に「ジゴロ アーバンナイトストーリー」の監督・廣木隆一が名を連ねている。(16ミリ)

1992年製作/88分/日本
配給:ケイエスエス
劇場公開日:1992年9月10日

ストーリー

ガソリン・スタンドで働く明夫は、大型バイクの免許を取り、念願のGSX1100S KATANAを手に入れた。恋人の理佐よりバイクに愛情を注ぐ彼は、黙々とエンジンのならし運転を続ける。ある日明夫は、理佐の高校の後輩でツッパリの美緒子に出会う。彼女は明夫の友人・貴志がぞっこんであったが、同時に不良グループの菊地田にも目をつけられていた。菊地田はかつて明夫の親友を事故死させており、今度は明夫にバイク勝負を申し込む。しかし明夫は応じず、ただ、ならしを続けるだけだ。そんな彼のクールさに美緒子は魅かれていくが、彼女は菊地田にからまれ、それに怒った貴志も逆に大怪我を負わされ、さらには菊地田の子分たちが無断で理佐を犯したことから彼女はショックで自殺してしまう。明夫はついに立ち上がり、菊地田の勝負を受ける。夜の湾岸道路の対決は、菊地田の横転でケリがつき、勝った明夫は理佐が飛び降りた崖へ向かう。そこに美緒子が現れた。2人はもう何も語らず、そして彼女は無言で明夫の元から去っていくのだった。

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