りぼん REーBORN
劇場公開日:1988年8月20日
解説
河童の存在を信じる少女がその世界に入っていくまでを描く。原案・監督は「グリーン・レクイエム」の今関あきよし、脚本は「不可思議物語 FANTASTIC_COLLECTION」の藤田一朗、撮影は「ハード・ペッティング」の三好和宏がそれぞれ担当。
1988年製作/68分/日本
配給:パル企画
劇場公開日:1988年8月20日
ストーリー
信州のある小さな村に住む中学生の木下さやかには、酒田梅代という河童マニアの変わった友人がいた。村のはずれには河童の住んでいるという沼があり、梅代は河童を呼び出すために踊りを踊ったり、沼の水をバケツでくみ出そうとしたりして、周りの先生や生徒たちからは変な目で見られていた。唯一の友人であるさやかも手伝わされては憧れの中野慎一の前で恥をかかされていた。しかし、さやかには弱みがあった。彼女は一年前まで担任の中野健太郎と付き合っており、その現場を梅代に見られていたのだった。河童探しのエスカレートした梅代だが、河童は一向に現われない。さやかはSFマニアの同級生・今野裕と組んで河童の人形を沼に出現させるが、ばれてしまった。梅代とはすぐに仲なおりできたが、彼女はとうとう自分から沼の中へ潜っていってしまった。そして、梅代はとうとう戻って来なかった。一年後、さやかは東京の高校へ進学し、海代のことを思い出していた。その頃、今野は梅代の形見のりぼんを沼に返そうと投げ込んだところ、河童が現れたのだった。