喜びも悲しみも幾歳月

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解説

「太陽とバラ」以来久々の木下恵介が自らのオリジナル・シナリオを監督した抒情篇。撮影は木下恵介とのコンビ楠田浩之。主演は「ただいま零匹」の佐田啓二、「あらくれ(1957)」の高峰秀子、「「夢に罪あり」より 処女」の中村賀津雄、「悪魔の顔」の田村高廣、この作品で木下監督に抜擢された有沢正子、伊藤熹朔の娘の伊藤弘子。ほかに桂木洋子、田中晋二、井川邦子、仲谷昇、明石潮、夏川静江、坂本武など。色彩は松竹イーストマンカラー。二部構成。

1957年製作/162分/日本
原題:The Lighthouse
配給:松竹

ストーリー

上海事件の昭和七年--新婚早々の若い燈台員有沢四郎ときよ子は、東京湾の観音崎燈台に赴任して来た。日本が国際連盟を脱退した年には、四郎たちは雪の涯北海道の石狩燈台へ転任になった。そこできよ子は長女雪野を生み、二年後に長男光太郎を生んだ。昭和十二年には波風荒い五島列島の女島燈台に転勤した四郎一家はともすると夫婦喧嘩をすることが多くなった。きよ子は家を出ようと思っても、便船を一週間も待たねばならぬ始末であった。気さくな若い燈台員野津は、そんな燈台でいつも明るく、台長の娘真砂子を恋していたが、真砂子は燈台員のお嫁さんにはならないと野津を困らせた。昭和十六年--太平洋戦争の始った年に有沢一家は、佐渡の弾崎燈台に移り、今は有沢も次席さんとよばれる身になっていた。B29が本土に爆音を轟かす昭和二十年--有沢たちは御前崎燈台に移り、東京から疎開して来た名取夫人と知合った。まもなく野津といまは彼の良き妻の真砂子が赴任してきた。艦載機の襲撃に幾多の燈台員の尊い命が失われた。戦争が終って、野津夫婦も他の燈台へ転勤になった。それから五年--有沢たちは三重県安乗崎に移った。燈台記念日に祝賀式の終ったあと、美しく成長した雪野と光太郎は、父母に心のこもった贈物をするのであった。やがて雪野は名取家に招かれて東京へ勉強に出ていった。昭和二十八年には風光明眉な瀬戸内海の木島燈台に移った。ところが大学入試に失敗して遊び歩いていた光太郎は、不良と喧嘩をして死ぬという不幸にみまわれた。歳月は流れて--思い出の御前崎燈台の台長になって赴任する途中、東京にいる雪野と名取家の長男進吾との結婚話が持ち出された。やがて二人は結婚して任地のカイロに向う日、燈台の灯室で四郎ときよ子は、二人の乗っている船のために灯をともすのであった。そしてめっきり老いた二人は双眼鏡に見入った。そして、長い数々の苦労も忘れて、二人は遠去かる船に手を振った。旋回する燈台の灯に応えて、船の汽笛がきこえて来た。

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映画レビュー

4.0日本と日本人の生きる力を美しく描いた木下監督の本領

Gustavさん
2020年7月28日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

木下惠介監督の佐田啓二と高峰秀子の両名優を使っての理想の夫婦像。全編日本の自然の美しさと日本人の汚れなさを描いて、木下監督の本領が文句なく表現されている。

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Gustav

3.0灯台守

としさん
2020年3月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2018年12月29日 #喜びも悲しみも幾歳月 鑑賞
僕には灯台守の仕事は無理だと思いました。理由は離島以上に狭い世界のようですから。あの人間関係には耐えられません。

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とし

5.0人間の人生の縮図がここにあります

あき240さん
2020年1月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

号泣しました

灯台守の世界は特殊な職業かも知れません
しかし、終盤に主人公夫婦が語るように、現代では普通の勤め人であっても今や海外へ赴任していくこともある世の中です
海外でなくとも、主人公夫婦のように全国を転勤して引っ越し続きなことは当たり前
子どもの就学の為に単身赴任する事も普通のことです
劇中では別居と呼んでいます
単身赴任という言葉がまだ無かったのだと思います
それだけ夫婦や家族が別れて暮らすことは異常な事だという意識があったということです
逆に言えばその異常な事が普通の事になっている現代が異常と言うことなのだと思います

灯台守家族の異常な生活の半生記
それは特殊なようで実は普遍性のある半生記でもあります
極端で過酷すぎるだけなのです
ずっとずっとマイルドですが、日本の端から端に辞令ひとつで転勤していくサラリーマンの世界と変わりはありません

妻や子ども達にどれだけの負担を掛けてきたのか、今更ながらに胸が痛みました

大都会から大都会の転勤なんて、確かに灯台のに比べれば安楽過ぎて大したことではありません
しかし知らない土地、耳慣れなない方言、友人も、知り合いも、親戚も誰もいない土地
自分は仕事に出れば転勤先でも同じ会社でしょうが、家で待つ家族はどうでしょうか?
妻や子供達の孤独さ、心細さ
新婚で赤ちゃんを抱えて知らない都市に転勤した時の事を思い出しました
ある日早く帰った夜、一緒に夕飯を食べて二言三言言葉を交わした時、妻は今日初めて言葉を交わしたと言いました
知らない土地で赤ちゃんと二人だけで、スーパーに買い物に行っても無言なのです
絶海の孤島に建つ灯台守の妻と何の変わりがあるでしょうか

そして長い単身赴任
いかに大都会であっても、遊びに行くところも、気晴らしにいくところが幾らでもあっても
家族がいない独りきりの部屋に帰って来たときの孤独さは消えはしません

職責を果たす為に家族を犠牲にして働く
立派で尊いことかも知れません

灯台の職責と比べれば、サラリーマンの職責なんてどれほどのものか
人命がかかった仕事とは比較もできません
それでも、灯台守と同じように家族と自分を犠牲にしてみんな暮らしているのです

現代では結婚もしない若い人が多くいます
彼ら彼女らも当然全国どこへでも独りきりで転勤していきます
大都会かもしれません、聞いたことも無い田舎町かも知れません
そこにいきなり赴任して独りきりで暮らす
その孤独さは灯台守にも匹敵するかも知れません

妻がいるからこそ、家族かいるからこそ、灯台守は職責を果たせるのです
サラリーマンだっておなじです

妻と子供達に掛けてきた苦労と孤独に今更ながら、頭が下がり感謝するしかありません

ラストシーンは灯台と国際航路の客船との霧笛の呼応でエンドマークが出て終わるのかと思っていると、更に続きます
本当のラストシーンは海霧が立ち込めている海岸段丘の上の灯台に向かう荷物を両手に持った年配となった主人公夫婦の遠景で終わるのです
それは冒頭の新婚で赴任して来たシーンとつながるのです

子供達を育てあげ、死んでしまった子、立派に育って幸せになった子
今また夫婦だけの二人に戻り、最初の時のように働いて暮らして行くのです

人間の人生の縮図がここにあります
灯台の位置を示す日本地図とはその意図を持った演出だったのです

高峰秀子の妻役は見事の一言しかありません

日本映画屈指の傑作だと思います

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あき240

5.0・灯台守が転勤族であることを初めて知る ・結婚したての初々しさもい...

小鳩組さん
2019年7月30日
iPhoneアプリから投稿

・灯台守が転勤族であることを初めて知る
・結婚したての初々しさもいいし、年月が経ってケンカするトゲトゲしさもいい
・子どもたちが成長していく姿を見るたびに感動
・よかった…

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小鳩組
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