やくざ非情史 刑務所兄弟

劇場公開日:

解説

安藤昇の原案を、「夜の最前線 東京女地図」の中西隆三が脚色し、「代紋 地獄の盃」の松尾昭典が監督した現代任侠アクション。撮影は星信夫が担当。

1969年製作/83分/日本
配給:日活
劇場公開日:1969年7月26日

ストーリー

飯沢組大幹部岩本直治は、黒川組と私闘し、五年の刑を終えて出所した。その直後、何者かにドスで襲われ傷を負った。相手は黒川組の残党かも知れず、スナックを経営する妹由紀子は心配だった。直治は、兄弟分で今は川魚料理屋をやっている麻生親分の息子誠の家に身を隠した。その頃、麻生親分や高城組、鶴賀組で作った連合会“旭会”に、関東を一手に握る大組織、敷島会から合併話が持ちこまれていた。話を持ちこんだのは、誠の妻加代子の父、高城組長だ。だが、麻生も飯沢も合併には反対だった。合併とはいうものの、結局は敷島会をバックに鶴賀と高城が町を牛耳ろうとしているのだった。高城組のいやがらせは日に日にあくどさを増していった。由紀子のスナックが、滝田という男に脅かされたが、手形を押さえている滝田は実は高城組の代貸だった。その頃、手ぬるい高城組のやり口に業をにやした敷島会会長は、代人として大幹部梅谷政治郎と殺し屋の秀を高城組に送り込んできた。梅谷こそ直治の刑務所兄弟で、20年来の元兄弟分だった。そんな折、直治の弟分松原が、人斬りの秀にドスで殺された。怒り狂った直治を制して麻生親分が単身、高城組にかけ合いに行ったが、ラチがあかず、仕方なく高城ときっぱり手を切ることにした。その帰途麻生親分は人斬りの秀の短刀を喰らい、惨死した。加代子は父と麻生家の板ばさみになって悩み、父高城を問い詰めに行ったが、監禁され、遂に自殺してしまった。むごい仕打ちに怒った誠を押さえ、直治は高城組へ殴り込みをかけたが、それより先に、梅谷は刑務所兄弟直治のために、敷島会にさからい、高城組へ殴り込みをかけた。が、またも秀に射たれた。直治は烈火の如く怒り、ドスで秀を倒した。そして由紀子の涙に見送られながら、パトカーの中に消えていった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.5日活のヤクザ映画

2020年11月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

主人公(安藤昇)が出所してきたら、組同士の主導権争いが激しくなっていた。
乗っ取りを図る大組織から送り込まれたのが刑務所での兄弟分(丹波哲郎)だった。
主人公の妹が懐かしい本間千代子、あとは鉄板のヤクザ映画。

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