ぼくは勉強ができない
劇場公開日:1996年6月8日
解説
直木賞作家・山田詠美の同名小説を原作に、CM界のベテラン・山本泰彦が初メガホンをとった青春ドラマ。主人公の秀美を演じるのは33 699人の中からオーディションで選ばれた新人・鳥羽潤。佐藤忍が年上の恋人・桃子にふんし、高泉淳子、高松英郎、高橋和也、有薗芳記ら共演陣が脇を固める。
1996年製作/日本
配給:東宝
劇場公開日:1996年6月8日
ストーリー
高校2年生の時田秀美は、年上の恋人・桃子とサッカーに夢中なクラスの人気者である。父親の顔を知らずに育った彼は、出版社に務める恋多き母・仁子と、孫に女性の口説きかたを伝授する愉快な祖父・隆一郎に囲まれてのびのびと過ごしてきたせいか、ちょっと普通から外れているようなところがあった。ある日、秀美はクラスの書記に選ばれ、勉強だけが命のクラスメイト・脇山が委員長に、男子生徒のアイドル・山野舞子が副委員長に選ばれる。休み時間、秀美をよく思っていない脇山は、「大学に行かないとろくな人間にならない」と秀美にほのめかすが、秀美は「お前、女にもてないだろ」と言い返した。数日後、秀美は幼なじみの真理に頼んで脇山にちょっかいを出させ、真理に恋した脇山の様子がおかしくなったところで、勉強の話しかできない人はつまらないと真理に言わせる。脇山の成績は極端に落ち込み、秀美はそのことを面白そうに桃子に話したが、彼女は逆に意地悪だと秀美に諭した。ある夜、桃子のアパートに行った秀美は、チャイムを鳴らしても出てこない彼女を心配してドアを叩き続けたが、ついに彼女は姿を現さなかった。秀美は桃子の働くショットバーへと顔を出し、男と一緒にいたと告げられショックを受ける。元気のない日々を送っていた秀美は、学校で落としたコンドームを学年主任の佐藤に見つかり、呼び出しを受けた。怒鳴りまくる佐藤をとりなしたのは、秀美の担任でサッカー部顧問の桜井だった。いてもたってもいられなくなった秀美は、薄暗くなった道を桃子の元へと自転車を走らせた。
スタッフ・キャスト
受賞歴
第20回 日本アカデミー賞(1997年)
ノミネート
新人俳優賞 | 鳥羽潤 |
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