ベル・エポック(1998)
劇場公開日:1998年9月26日
解説
20代後半を迎えた五人の女性たちの、恋愛や仕事の悩みを描いたハートフル群像劇。監督は「私たちが好きだったこと」の松岡錠司。逢坂えみこの原作コミックを松岡と「機関車先生」の福田卓郎が共同で脚色。撮影は「冷たい血」の石井勲。主演は「はるか、ノスタルジィ」の石田ひかり、「ラヂオの時間」の鈴木京香、「良寛」の鷲尾いさ子など。
1998年製作/129分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1998年9月26日
ストーリー
ティーン向け雑誌編集者の鈴木綺麗は現在恋人の音無とつきあっているが、大学時代の友人・石橋の結婚話を聞いて、動揺する。石橋はかつて綺麗にプロポーズしたことがあり、心中は複雑。同時に音無と心がすれ違い始め、ついには別れ話も。綺麗の上司である副編集長の山田秀子は弱みを見せない性格のせいか、男性に縁がない。カメラマンの吉本が彼女に接近してくるが、素直な気持ちにはなれない。秀子の従姉妹の詩音は売れっ子少女小説家。お金はあるのだが、恋愛経験ゼロの彼女は、ある日ふとしたことからお見合いパーティに参加。そこで年下の貧乏学生・森本に恋してしまう。だが、森本の本心は詩音ではなく、お金の方にあるのではないかという疑惑に囚われ、悩み始める。綺麗が取材を担当している歌手の星野ひとみはアイドルから歌手への脱皮がうまくいかず、人気は下り坂。マネージャーの小田ともしっくりいかず、仕事に身が入らない。綺麗の友人・桜井良子はバツイチで、お見合いを繰り返す毎日だが、いい相手は見つからず、空虚な気持ちに。日々のうっぷんを秀子にぶつけるが、ますます落ち込んでしまう。結局、綺麗は石橋にその気がないことを知って、音無と仲直り。詩音は森本に愛を確かめた。ひとみは歌手になりたい気持ちを打ち明け、小田も理解した。良子は結婚にこだわるのをやめ、アルバイトを始める。すると、そこに素敵な出会いが。それから数日後、良子の結婚式で一堂に会したそれぞれの女性たちは、お互いに微笑みあい、語りあった。