不良番長 手八丁口八丁
劇場公開日:1971年9月18日
解説
「不良番長」シリーズ第十二作目。脚本は同作「不良番長 やらずぶったくり」の松本功と山本英明。監督は「夜の手配師 すけ千人斬り」の内藤誠。撮影は「不良街」の山沢義一がそれぞれ担当。
1971年製作/87分/日本
配給:東映
劇場公開日:1971年9月18日
ストーリー
窃盗罪で刑務所入りしていた神坂以下カポネ団の面々は、暴力団中西興業に睨まれ喰いつめていたが、どうした風の吹きまわしか、中西興業社長の中西から高速道路の利権問題に絡んだ土地買収の話が持ち込まれ、赤城の山で知られる上州国定村へと旅立つ。しかし、士地を所有する忠治の子孫で神主の長岡はなかなか手放しそうになかった。しかし、長岡の好色ぶりに目をつけた神坂は、団員のヨーコを使ってお色気戦法で迫るが、土地のヤクザ島田一家の女親分スミに見つかり、この一件から手を引くように脅されてしまう。ところが島田一家代貸の北原が神坂のネリ鑑仲間だったことから、神坂は、これまでの中西の悪どさを知り、善良な市民のために立ち上ることを決心する。数日後、神坂の後を追ってきた夏子も、父の復讐のために仲間に加わった。このことを知った中西は、スミを闇討ちにしてしまった。さらに、事件の核心に迫ろうと、建設会社に探りを入れ公団総裁と中西の関係に気ずいたカポネ団のサッポロとヨーコをも殺してしまった。神坂は、中西への復讐の念に燃え上った。翌朝、神坂、五郎、ジャブ、アパッチらは中西がいる公団事務所へと殴り込みをかけた。また栄次もその後を追うのだった。