武闘の帝王

劇場公開日:

解説

総長の座を巡る血塗られたヤクザ組織の内部抗争を、武闘派組長を中心に描くバイオレンス映画。溝口敦の同名原作(光文社カッパ・ノベルス・刊)をもとに、「ファンキー・モンキー・ティーチャー2 東京進攻大作戦」の高瀬将嗣が監督。脚本は「打鐘」の真壁俊幸が担当。スーパー16ミリ。

1993年製作/87分/日本
配給:ヒーロー
劇場公開日:1993年9月20日

ストーリー

国松組組長・国松保助が対立組織・黄革会のヒットマンに狙撃された。傘下の加賀組組長・加賀重造は、黄革会の会長・丹羽を狙うべく、彼の愛人・律子の勤めているクラブへ自分の愛人の美穂を潜入させる。そして丹羽の居所を突き止めヒットマンの木暮と山中を送り込むが、加賀の死んだ兄貴分の弟でバーテンの中原がもののはずみで丹羽を殺してしまった。加賀は中原を匿い、丹羽殺害は加賀の手柄として病院の国松に報告され、これをきっかけに加賀は理事長の徳山の後押しもあって一気に国松組の理事長補佐にまで上りつめる。だが徳山と対立し、時期総長の座を狙う村上はそれを快く思わず、丹羽殺しの真相を聞きつけると加賀に揺さぶりをかけだした。折しも国松が病院で息をひきとり、次期総長を賭けた徳山派、村上派の血塗られた内部抗争が開始された。その先頭に立ち、指揮をとる加賀は着々と成果をあげていくが、部下の裏切りもあり中原が村上の手に拉致されてしまう。加賀は単身中原を助けに乗り込むが、既に中原も、律子や美穂も殺されてしまっていた。ただ一人残った加賀は、大勢の敵に囲まれた中、一人銃を手に立ち向かって行った。

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