ピラニア軍団 ダボシャツの天
劇場公開日:1977年2月26日
解説
政岡としや原作の劇画の映画化。男気があり、度胸もあるが、チョッピリ間の抜けたチンピラ極道を描く。脚本は「広島仁義 人質奪回作戦」の松本功、監督は「夜明けの旗 松本治一郎伝」の山下耕作、撮影は「やくざ戦争 日本の首領」の増田敏雄がそれぞれ担当。
1977年製作/83分/日本
配給:東映
劇場公開日:1977年2月26日
ストーリー
のぞみはでかく、チョット抜けたところのある天。彼は、筋金入りの極道になろうと上方会幹部、後白川綿三・通称むかでの錦三を兄貴と慕う。しかし、錦三は、自分の手足として天を使うだけであった。今日も数人の者を引き連れて新世界を闊歩する天は、ひょんなことから、対立している暴力団・大市組の若衆に喧嘩を売ってしまった。しかし、逆に脅され劣勢のところを、むかでの錦三に救われた。そして、この事件が後に両組の抗争に発展するとは、誰も思わなかった。その日の午後、天は田舎娘の夏と知り合い、夏をソープランドの従業員として働かせる。しかし、天の良心がとがめ、カタギの仕事を夏にみつけてやることを決心。数日後、関西に勢力を誇る神組傘下八団体の幹部会クラスの親睦会“八人会”がある料亭でもたれた。上方会の笹本もその一人である。しかし、その席で、神組の代貸・石山は、敵対する暴力団に負傷させられ、この事件が元で、八人会は九州へ乗こむことになった。天も男を上げようと、九州入りを錦三にたのんだ。九州に行く前、夏に愛の告白をし、夏も天に惚れ込んでいた。流血の抗争となった九州では、上方会の錦三、天などが大活躍。この抗争は、神組の一方的勝利で終った。再び地元にもどった天は、夏のために筋金入りの極道になろうと、今日も錦三の命令で走り廻っているのだった。
スタッフ・キャスト
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松田天川谷拓三
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夏竹田かほり
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笹本圭司菅貫太郎
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渋谷栄作岩田直二
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豆吉根岸一正
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ケン高月忠
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大市喜三郎北村英三
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花木岩尾正隆
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上杉照夫白井孝史
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小林司裕介
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伊藤政岡としや
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岡田半次室田日出男
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清志賀勝
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利男松本泰郎
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勝奈辺悟
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勇吉村俊助
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サトル波多野克也
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警官志茂山高也
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丸山刑事野口貴史
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安川潮健児
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沢井小松方正
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石山連深江章喜
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川田川浪公次郎
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谷成瀬正孝
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金井笹木俊志
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キー子丸平峰子
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ちどり橘麻紀
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ミキあき竹城
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静代内村レナ
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看守小林稔侍
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母親星野美恵子
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明美真鍋美保
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桃江西田治子
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花奴奈三恭子
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ダンプの運転手広瀬義宣
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刃物店の主人疋田泰盛
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老人藤川弘
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薩州側組員A寺内文夫
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神組側組員A井上茂
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後白川錦三夏八木勲
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ナレーター友金敏雄
受賞歴
第1回 日本アカデミー賞(1978年)
ノミネート
助演男優賞 | 川谷拓三 |
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