ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎狂騒曲
劇場公開日:1987年12月12日
解説
ツッパリの高校生コンビ、トオルとヒロシが敵対するツッパリ相手に大喧嘩する「ビー・バップ・ハイスクール」シリーズの第四作。『ヤングマガジン』連載中のきうちかずひろ原作の同名漫画の映画化で、脚本は「別れぬ理由」の那須真知子が執筆。監督は「新宿純愛物語」の那須博之、撮影は「シャコタン・ブギ」の森勝がそれぞれ担当。
1987年製作/90分/日本
配給:東映
劇場公開日:1987年12月12日
ストーリー
愛徳高校のトオルとヒロシは停学があけて一週間ぶりに登校してきた。教室では強面の教師・戸塚が待っていた。デパートの屋上で二人は中学生のマサオから喧嘩の助っ人を頼まれた。お礼は女子中学生、ユリ・エミ・里子の乳と聞いて目の色を変えるトオルとヒロシ。そこへ立花の菊永、ミノル、北高の前川も加わった。番長クラスがそろい喧嘩は圧勝。皆、ユリ達に迫ったが、待っていたのは股間へのケリだった。ある日トオルは水崎のペンフレンドとダブルデートすることになった。ツッパリではまずいのでマジメ学生に変身。しかし、遊園地でのデートは嫉妬に狂ったヒロシや翔子、ツッパリの邪魔が入り、メチャクチャになった。「なんで俺だけモテないんだ」と悩んでいたヒロシも美人女子大生まゆみと知り合い、付き合うことになった。彼女は男と別れたばかりだった。「自分を好きにして」と言うまゆみだが、いざとなるとヒロシは何もできなかった。そこへ城東を退学したソリコミの柴田、赤毛の西らが通りかかった。以前ヒロシがまゆみと一緒のところを袋叩きにした奴らだ。トオルとヒロシは仕返しに城東勢を叩きのめした。放課後になるとまゆみのマンションを訪ねるヒロシ。缶ビールを買いに出たところをトラックにはねられ病院に運ばれた。まゆみに連絡がとれないので、トオルらに「柴田にやられた」と嘘をつき車を回してもらった。ヒロシはギプスの足を引きずりながらマンションへ行くが、力尽きて失神してしまう。「なんて奴だ」と怒るトオルは柴田らに八つ当りするが、逆にスナックに連れ込まれてやられてしまった。翔子の機転で助けられたが、城東勢は病院からヒロシを拉致。トオルはヒロシを助けるために出かけていくが、ヒロシは丘の上で車イスのまま縛りつけられていた。柴田らはヒロシに暴行を加え、トオルに「助けたかったらオカマの格好をして来い」と言う。トオルは一度街へ戻ってチンドン屋から衣装を借り、戦国武将のような格好で馬に乗って城東勢をやっつけた。