アメリカン・ビューティー
劇場公開日 2000年4月29日
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笑える
怖い
しっかりと現代社会をとらえてる夫婦、親子、恋人、不倫、浮気、仕事、隣人、思想に理想、LGBT、友達…的を得てるので、わかりやすい映画だと思います面白かった!
妄想は怖い。
どうしようもない、救いようのない話でした。。。。「中年の危機」日本ではあまり耳にする話ではないですが、この映画のストーリーには聞き慣れない言葉を、さも自分の周りで起こっていることのように感じされる奇妙なリアリティがあり、なかなか面白かったです。
個人評価:4.0隣人同士の家族の歪な交差をコミカルに描きながらも、一人一人のキャラクターを丁寧に掘り下げており、最後にはどのキャラクターにも感情移入できるような演出は素晴らしい。木枯らしに舞うビニール袋の描写が、風に揺られるがまま身を任すしかない人生を感じさせる。アカデミー賞を総なめにしたこの作品は、誰もが感じる抗う事ができないそんな人生の風に共感をよんだのだろうか。劇中のケビン・スペーシーの人生もまた無力に風に流される。
とても面白かったです。さすがアカデミー賞の作品賞を獲っただけのことがあります☆。
音響や役者による演出面では退屈な場面が多いが、画面は冴えている。この、アメリカという国のどうしようもないボタンのかけ違いの馬鹿馬鹿しさと美しさに誰もが救われる。全ては新たなる悦びなのだ。
初めて見たのは20年近く前であるが、なぜか時たままた見たくなる謎。まぁ人によっては嫌悪感を示すかもしれないような、ネガティブが集合した作品だが、「アメリカン・ビューティー」とタイトルを付けたことに、どうにも賞賛の気持ちになってしまう。
元から狂っていた家族が一気に崩壊していく話。最終的には登場人物みんな思春期のような情緒不安定さだった気がする。話の奥まで汲み取るには難しいかな。赤と白で対照的なイメージの映画だった。
小さなことをきっかけに、音を立てて崩壊していく家庭 そして人間関係。本当に面白さがつまった映画だと思いました。登場人物一人一人が意味を持ち、親子 恋愛 悩み 友情 隠し事 信念 欲求 生き方 多くのことをしっかり描ききっているように感じました。悲惨なてん末をブラックユーモアたっぷりに何度も笑い声をあげてしまいましたそして最後は涙……。うまく言葉にはできませんが、悲しい涙ではなく 普段忘れている当たり前のことを愛する気持ちが ぶわっと溢れてきたような気持ちでした。心にしっかり残った名作。
知的
1999年の作品なのに、まったく古い感じがしなかった。どう見てもコントみたい状況でも、画作りや演技の凄みがあるので、笑っていいのかどうか迷うw同時に上っ面の「理想のアメリカ人」を痛烈に批判してるなーと思ったし、ラストも皮肉に満ちていて良かった。
はじめからそれぞれが壊れていて、修復は不可能だった。でも誰にでも起こり得ることなのかも。夫婦関係は等に破綻してる。夫婦は所詮、他人。娘がかわいそう。国を超えても、変態オヤジはいるんですね。
何よりケヴィン・スペイシーが最高。あとこの作品の素晴らしさは、多くの人が心の奥に抱えているけれども、なかなか表に出せない部分を露骨に、そして美しく(?)描いてくれてる部分だと思うのだ。少なくとも自分はそこそこ変質的なので「あるわー」って部分多かった。終盤のケヴィン・スペイシーには世のオジさん方も胸がすっとするのではないですかね。
アメリカの一見平凡な家庭が内部からだんだん崩れていく様子がとてもリアルな映画でした。 美しい映像。 人物描写・心理描写がとても上手く描かれていてお見事な脚本。 巧みな演技の俳優陣。 特にケヴィン・スペイシーの切れ味抜群な演技、アネット・ベニングのヒステリックな演技、 自分に素直に生きてる主人公と対比的に描かれてるクリス・クーパーの演技が良かった。 脚本、映像、俳優どれもが素晴らしく現代の病んだ社会をとても鋭くかつ滑稽に描いていたと思う。
変態中年と少女のサスペンスかと思っていた自分を猛省。幸せとは何か。一人の男の再生の話だった。自由である事の喜びからの絆や人生の尊さ。本質的美しさとは何かを問いかけてくる。それにしてもなんて穏やかな死顔だろう。死の瞬間に幸せの中にいた事を知るなんて不幸だけれどなんて幸福な事だろう。写真を手に取り言葉を失うシーンは胸を打つ。ケヴィン・スペイシーの演技の変化がともかく素晴らしい。
幸せ
ケヴィン・スペイシーの演技が好きなので鑑賞したが、アカデミー賞作品賞を受賞してるだけあって、かなり楽しめた。この作品のすばらしいのは演出のメタファーの部分だと思う。赤色と白色の対比、アメリカンビューティーという題名の意味、すべてが上手く描かれている。家庭の崩壊、ゲイ、人の変質を隠すことなど、様々なテーマが盛り込まれていると思う。そのアメリカのヒエラルキー的な、日本人がわからない部分まで描かれているのだと思う。おすすめ。
平凡な家庭に見えても、家族としての役割を外れていくと各々が各々の考えとあるべき姿をもっていて、自分だけの孤独と不可侵の部分を抱えている。バッドエンドだけど、別にそれほどみんな悪いことをしてるわけじゃないし、もっと分かりあえる余地はあったのかもしれない。登場人物の誰もが、ひとくくりにできない感情と性質をもっている。人間は裏表どころではなく、ダイヤモンドのカッティングのように、いろんな側面をもっている。人間関係が噛み合わず、うまくいかなくても、全体に肯定的な美しさがあって、そこまで悲劇的に感じさせないところがいい。
豊かな世の中が当たり前になり、価値観も多様化するなかで家族のあり方も変わってくのだろうか。
DVDも昔から持ってる!
楽しい
なさけない親父がかっこいい親父に。誰も嫌な人間はいなくてただみんな葛藤しているだけだ。と思わせる映画は見ていて気持ちが良い。
女性の地位向上、男女間の関係の変化、女性の人生観の変化、雇用の変貌、LGBT、スクールカースト、ストーキング、親の存在意義の低下など、様々な人間関係を詰め込み、社会の新たな変化に追従できない家庭という器の意義を問い、新たな家庭のあり方について考えさせられる一作。現時代における論点を99年の段階で先取りしている。セブン、ユージュアルサスペクツと傑出した存在感を示したケビンスペーシー、当時、期待を込めて映画館に行ったのを覚えている。
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