汝殺すなかれ

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解説

芸術家くずれの殺し屋とその助手の女の子、そしてひょんなことから彼らの仲間に引き込まれた平凡なサラリーマンがたどる事件の顛末を描いたハードボイルド・タッチのドラマ。監督は「曖・昧・Me」の佐藤闘介。脚本は日本映画学校出身で本作が映画デビューとなった岡本大介。撮影を角井孝博が担当している。主演は「Helpless」の永澤俊矢と「BeRLiN」の石堂夏央に、「美味しんぼ」の平田満。スーパー16ミリからのブローアップ。

あらすじ

ある夜、公園で人が殺されるのを目撃した平凡なサラリーマンの石崎幸一は、絵描きくずれの殺し屋・安西の相棒の死体を大学病院の実験室へ運ぶのを手伝わされたことから、彼の仲間に引き入れられる。安西は“PAPA”と呼ばれる組織から依頼を受けて仕事をこなす優秀な殺し屋で、彼には弥生という助手がいた。大学教授の桂木、参議院議員の柳原の暗殺に加わった石崎が、素人ながらも仕事を順当にこなしていく様子に、安西は意外な素質を認めるのだった。そのころ、安西の正体を知らない友人でルポライターの小原は、多発する謎の暗殺事件を調査していた。小原のつかんだ情報によると、安西が手掛けた被害者たちは全員30年前に同じ学生運動のグループにいて、ひとりの少女をさんざん弄んだ揚げ句、自殺に追い込んだという過去があるという。その少女の名前は石崎泉といい、なんと石崎の妹だった。依頼主が石崎であることを悟った安西は、チームを解散してどこかの町へ移り住もうと考えるが、そんな矢先に、安西たちの切り捨てを企んだPAPAによって弥生が殺される。安西は互いに想いを寄せながらもその想いを伝えることができなかった弥生のために、そして自分たちを消耗品としか考えていない組織への復讐のために、殺し屋と戦うことを決意した。石崎と安西は殺し屋の板田との銃撃戦の末、板田を始末するが、石崎も板田の凶弾に倒れた。石崎の死を見届けた安西は、ひとり薄闇の町の中へその姿を消していった。

1996年製作/97分/日本
配給:バップ

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