涙の季節
劇場公開日:1969年3月12日
解説
「燃えろ!青春」の松木ひろしが脚本を執筆し、「BG・ある19才の日記 あげてよかった!」の丹野雄二が監督した青春コメディ。撮影は「青春の鐘」の萩原憲治。
1969年製作/84分/日本
配給:日活
劇場公開日:1969年3月12日
ストーリー
中央テレビ報道部員の影山京一は、天性のおっちょこちょい。今日は、大富豪の未亡人殺人事件を取材に行ったが、道を間違え、ドジを踏んで、ディレクターから大目玉。一方、推理小説ファンの京一の妹光子は叔母の経営する麻雀屋で働いていたが、人相の悪い四人組を追いだしたために、これまたきついお叱り受けていた。その夜、仕事の失敗から光子にまで当り散らした京一は、やけくそまじりに、古テレビを蹴とばした。ところが、その画面に死んだ祖父の久太郎が現われ、翌日の出来ごとを話しはじめた。報道部員の京一にとっては、願ってもない吉報だった。翌朝、早々に出社した京一は、早速この旨を冴子に話したが、信じてもらえず、夢だと諦めた。ところが、半信半疑で持ち出したジェット機墜落事件が現実となった。それからというもの、京一は競馬をやれば百発百中取材もスクープの連続で同僚たちを唖然とさせた。とくに、現金輸送車強奪事件の実況中継は、前代未聞の大スクープだった。一方、その事件で三人組に先を越されたカポネら四人組は一人暮しの老婆を襲う計画を練っていた。その事件に光子も加わっていた。しかもテレビは容疑者が京一であると告げるのだった。京一は早速アリバイ作りに奔走、叔母の杉江は予告通りに殺された。そこへ四人組がしのこびこみ、びっくり仰天。だが、その後に訪れた京一が出前持ちに見つかり、犯人にされてしまった。しかし、解剖された杉江の喉から犯人のはめていた手袋のはしきれが出てきて真犯人源治が逮捕された。