泣いて笑った花嫁

劇場公開日:

解説

「はだしの花嫁」の菅野昭彦と「あいつばかりが何故もてる」の山根優一郎が共同で脚本を執筆、「はだしの花嫁」の番匠義彰が監督した恋愛喜劇。撮影もコンビの生方敏夫。

1962年製作/87分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1962年12月19日

ストーリー

浅草の玩具問屋の一人息子杉山俊男は、父常造に内証で演出家亀山の助手をしているが、ある日常造にばれ口論の末家出をした。番頭の文吉は心配して彼を探し劇場楽屋番の六助爺さんの許にいることを知った。一方、常造は俊男の代りにアルバイトとして店に通う美大生岡本京子にやたらと親切だった。彼女は俊男の引越したアパートの隣室に住んでいた。彼の引越した日、ひょんなことから俊男と京子は親しくなった。が、俊男を愛してる早苗には面白くない。一方、京子の方に一大事件が起った。実家が商売不振のため高額の借金を負い、酒造会社の息子が京子にプロポーズし、もし結婚すれば金を融資するというのだ。勿論、京子は断ったが、一旦京都へ帰ろうと決心した。京子が京都へ向った日、常造も京都に発った。常造は若いとき岡本呉服店へ勤めており京子の母政代と恋におちたが祖母はつに反対され東京へ出たのだ。京都に着いた常造は政代に会い金の援助を申し出た。一方、俊男は初演出する正月公演に早苗を抜擢し猛稽古を開始した。常造の金銭援助の件は、すべてはつに分ってしまった。はつは今では政代と常造の間をさいたことを後悔していた。彼女は上京し常造の店をのぞき、俊男が常造の一人息子であることを知った。そして、京子が俊男を想っているのを知り、罪ほろぼしに二人の間をとりもとうとした。そして、早苗に俊男との関係をたずねた。早苗は口ごもったが、京子は俊男と早苗の舞台稽古を見た時に二人の真剣な姿にうたれ、俊男を諦めていた。京子の思いやりですべては氷解した。やがて華々しい初日の幕があがった。明るい表情で踊る早苗を、今はすべてを知った常造、はつ、政代が熱心にみまもっていた。

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