ドンを撃った男
劇場公開日:1999年4月10日
解説
大組織のドンにひとり牙を剥いた実在の極道・鳴海清をモデルに、彼の激しい生き様を描いた実録ヤクザ映画。監督は「平成金融道 裁き人」の和泉聖治。・山口組ウォッチャー・の第一人者である山田勝啓によるノンフィクション小説を、「難波金融伝ミナミの帝王 劇場版PART・」の友松直之が脚色。撮影を「平成金融道 裁き人」の鈴木耕一が担当している。主演は「新宿やくざ狂犬伝 一匹灯」の的場浩司。スーパー16ミリからのブローアップ。
1999年製作/91分/日本
配給:ギャガ・コミュニケーションズ(配給協力 ゼアリズエンタープライス)
劇場公開日:1999年4月10日
ストーリー
大阪。相手がヤクザであろうが、ひるまず立ち向かっていくチンピラ・成田テツオ。彼はその無鉄砲さが気に入られ、村山が団長を務める西成義賊団に引き入れられた。ところがその頃、義賊団が仕切るシマ一帯を、全国制覇を狙う青龍会をバックに持つ赤峰組が荒らすようになっていた。ある日、義賊団の賭場が赤峰組のチクリで警察に手入れを受けた。血気盛んな成田たちは、義賊団の上層部である大阪連合会が止めるのも聞かずすぐさま報復に出るが、それが引き金となって・大阪極道戦争・が勃発。抗争は次第にエスカレートしていき、遂に村山が赤峰組の凶弾に倒れてしまう。その後、青龍会は一方的にマスコミに戦争集結を宣言すると大阪連合会と盃を交わし、団長を失った義賊団は事実上の解散に追い込まれた。だが、成田だけは収まらなかった。青龍会のドン・黒川のタマを殺ることを決意した彼は、最愛の妻子に別れを告げると、単身黒川の元へ乗り込み見事彼を撃つのであった。