Dolphin Through ドルフィン・スルー
劇場公開日:1998年4月18日
解説
若者の街・渋谷を舞台に、焦燥感と苛立ちの日々を過ごす若者たちの生き様を赤裸々に描いた青春映画。監督は「男たちのかいた絵」の伊藤秀裕。脚本は羽原大介、撮影は栗山修司。主演は「蘇える金狼」の真木蔵人、「Kids Return」の柏谷享助、「冷たい血」の遠山景織子。
1998年製作/91分/日本
配給:ケイエスエス
劇場公開日:1998年4月18日
ストーリー
親友の純平やチーム「ウォーリアーズ」の仲間たちとつるみながら、目的のない日々を過ごしている誠は、社会的に自立し、また仲間たちからも信頼されている兄・悟に大きなコンプレックスを抱いていた。しかも誠には、悟に決して打ち明けることの出来ない秘密があった。そんなある日、誠は美咲と出会う。売春相手の金を盗んで逃げ、怒った客に追いかけられているところを、仲間とともに助けてやるのだが、実は美咲はかつて悟の親友であり、今は「ウォーリアーズ」と敵対する「悪夢」のリーダー・隼人の妹であった。クスリ騒動など、ことあるごとに衝突を繰り返す二つのチーム。そんな中、自分たちが大事にしている壁画を侮辱されたことに腹を立てた誠と純平は、隼人たちと乱闘になってしまう。ピンチに陥った純平を救うため、鉄パイプで隼人を殴りつける誠。この事件はチームの抗争をさらに激化させることとなり、やがて誠の仲間が殺されてしまう。その事を聞いた誠は、悩んだ末に悟に秘密、自分が悟の恋人であった安奈の死に関わっていたことを告白する。