どっちもどっち
劇場公開日:1990年11月10日
解説
この世に未練を残して死んだ女幽霊と彼女にとりつかれた浮気な男との騒動を描くコメディ。脚本は「天と地と」の鎌田敏夫が執筆。監督は「いこかもどろか」の生野慈朗。撮影は「天と地と」の前田米造がそれぞれ担当。
1990年製作/107分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1990年11月10日
ストーリー
テレビ局のディレクターの正道とスイッチャーの慶子は恋人同士だったが、ある日正道の治らぬ浮気に愛想を尽かした慶子は、一方的に別れを宣言する。正道は半年間女断ちをすることで慶子の心を取り戻そうと心機一転して新しいマンションに引越した。ところがそのマンションには自殺した先住者の幽霊である亜由子がいたのだ。食べ物と男に異常な未練を残して死んだ亜由子にとりつかれた正道は、そのことを親友の誠に話すがとりあわない。そんな亜由子に頭を悩まされながらも慶子と約束した半年が過ぎた正道はマンションに慶子を招くが、亜由子のいたずらによって二人の仲は増々こじれていくのだった。さらに慶子は正道のことを忘れようと誠と同棲をはじめる。それによって正道と慶子は離れていくが、誠はそんな慶子に正道のところへ戻るよう説得する。しかし慶子は正道への想いを残しながらも外国へ行く決心をしていたのだった。亜由子は空を飛び、正道を慶子のもとへ連れていき、そして正道に別れを告げた亜由子は東京上空に消えていく。こうして正道と慶子は結ばれるのだった。数日後、いつものようにテレビ局で勤務する正道と誠、そして今度は誠の前に亜由子が現われるのだった。