渡世人列伝
劇場公開日:1969年12月27日
解説
「女親分 喧嘩渡世」の鳥居元宏と、志村正浩が共同執筆した脚本を、「ごろつき部隊」の小沢茂弘が監督した仁侠もの。撮影は、「日本暗殺秘録」の吉田貞次が担当。
1969年製作/98分/日本
配給:東映
劇場公開日:1969年12月27日
ストーリー
大正末期。浅草三社一家の三田政之助は、何者かに闇討ちされた。犯人は、背中に大蛇の刺青を彫った渡世人だという。三田の兄弟分、十勝重蔵の後押しで、若者頭の菊野仙三が二代目を継いだ。そんな折、出所した三社一家の代貸稲垣長吉は跡目を辞退する仙三を説き伏せ犯人を探しに旅に出た。長吉に心を寄せる芸者清香も、長吉の決意を知って悲しい運命に泣いた。清香から、料亭の女中芳江が、大蛇の刺青を彫った渡世人の亭主に身請けされ、郡山に行ったと聞いた長吉は、二人の後を追った。郡山の甲田一家に草鞋を脱いだ長吉は、大蛇の刺青の佃銀次郎に出会い、決闘を挑んだが、人違いだった。長吉は銀次郎から、五年前に別れた大蛇丸と異名をとる兄弟分・丸岡勇次が同じ刺青をしている事を聞き、彼に詫びると再び旅に出た。そして、大蛇丸らしい男が女づれで硫黄鉱山に向ったと聞き、道中知合った飛っちょの三次と共に鉱山に潜り込んだ。大蛇丸夫妻は、鉱山を仕切る豪楽寺竜吉にかくまわれていた。病のため痩せ衰えた勇次は、自ら長吉に討たれようとしたが、命乞いする芳江に長吉の決意も鈍った。やがて、勇次が豪楽寺の子分を斬り、芳江と脱出した。長吉も、二人を助け、一緒に甲田一家にかくまわれた。豪楽寺一家の追求は厳しく、危いところを鉄次郎に救われた。勇次は長吉らにみとられて息を引き取った。勇次は、一宿一飯の義理から重蔵に命じられて政之助を斬った事が判明。重蔵は浅草のシマを掌中に収めようと政之助殺しを企んだのだった。長吉と銀次郎は東京に戻り、豪楽寺の知らせで待ち受ける十勝一家に乗り込んだ。怒り狂う二人は、子分たちをけ散らし、重蔵、豪楽寺を血祭りに上げた。
スタッフ・キャスト
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稲垣長吉鶴田浩二
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三田政之助内田朝雄
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三田あき木暮実千代
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菊野仙三大木実
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長谷川武市寺島達夫
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柏木留吉白川浩三郎
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佐々木鉄男野口貴史
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石野定吉毛利清二
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丸岡勇助池部良
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芳江水野久美
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十勝重蔵遠藤辰雄
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手塚幸助名和宏
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本圧丘路千
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亀山木谷邦臣
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黒田川谷拓三
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豪楽寺の竜吉天津敏
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馬場丑五郎汐路章
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禿鷹の徳有川正治
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地獄松平沢彰
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棺桶虎志賀勝
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ツルハシ阿波地大輔
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シャレコウベ高並功
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蛇蝎鈴木金哉
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大学校林彰太郎
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蓄音器広瀬義宣
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牛飯長谷川弘
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ヨロケ矢奈木邦二郎
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うめ乃小島恵子
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花子三枝由佳
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木村巡査遠山金次郎
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森本中佐中村錦司
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周車屋嘉十人見きよし
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馬者の馭者小島慶四郎
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甲田弥太郎志摩靖彦
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早川前川良三
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飛っちょの三次小池朝雄
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清香富司純子
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高橋源六若山富三郎
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佃銀次郎高倉健