劇場公開日 1953年11月3日

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東京物語のレビュー・感想・評価

全68件中、41~60件目を表示

4.0繰り返し

2019年11月15日
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鑑賞方法:VOD

若い時分に見ようとしてタイミングが合わず逃していたタイトル。たぶん見ててもよく理解できなかったであろう。

親が亡くなる年齢になるとよくわかる。シビアで残酷でもある生活というリアルさ。親子関係・自分の世界が一番大事になってくること。

老齢になるとまた違った感情で見ることになるだろう。

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散歩男

4.5嫁入りものの変種?

2019年2月10日
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鑑賞方法:映画館

スクリーンで観なおし。
色々と新たな発見があり、大変面白かったです。

もっとのんびり落ち着いた映画だと思っていたけれど、やりすぎ?ってくらい、セットも演技も凝っていますね。
特に色々なタイミング、人の出入りや影の使い方など、カチカチと決まっていくようでスリリングでした。

それが映画後半になって、間やセリフが緩むとともに、重さが増してきて、とても説得力がありました。

熱海での逆光の堤防シーンはとても美しく、ずっと眺めていたかったです。

今回のいちばんの発見は、原節子の終盤での演技でした。
この映画は家族の話だと思っていたけれど、小津流嫁入り話の変種、バリエーションとみなしたほうが、腑に落ちやすい気がします。
このことについて、もう少し考えてみたいと思いました。

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凪

5.0回数重ねるごとにあがっていくんでしょうね。 素晴らしかった。

2018年9月22日
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回数重ねるごとにあがっていくんでしょうね。
素晴らしかった。

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平一

3.5仕方がないこと

2018年7月7日
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普遍性のあるテーマなのか、先見の明なのか、現代でも幅広く共感されるであろうテーマ。終盤で京子に紀子が皆そうなると諭し、周吉が紀子にそれでよいのだと許しをあたえる。しかし、周吉の孤独は自分で抱えるしかないのではないか。そして、それは彼の子供達の未来の姿にも思える。

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komasa

5.0親子ものといったらこれだわ

2018年4月7日
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鑑賞方法:DVD/BD

親子ものといったらこれだわ

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じとしゅん

5.0ドメスティックなようでインタナショナル 洋の東西、国も人種も超えて普遍的なものを表現できている作品です 永遠の名作、世界の映画遺産そのものです

2018年3月10日
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言わずと知れた小津安二郎監督の代表作です
世界的にも評価は高く「映画監督が選ぶ史上最高の映画ベストテン」で1位になったこともあります
というか毎年その上位の常連です
小津安二郎監督自身も世界一の監督に選ばれたりして、近年ますます評価が高くなるばかりです
ファンとしては嬉しいばかりです
つまりドメスティックなようでインタナショナルなのです
洋の東西、国も人種も超えて普遍的なものを表現できている作品なのです

本作は1953年11月3日公開
今年2023年は公開70年の節目の年に当たります

また小津安二郎監督の生年月日は1903年12月12日です
つまり生誕120年目にも当たります

そしてお亡くなりになったのは1963年の誕生日と同じ12月12日
即ち没後60年でもあります

小津安二郎監督が青年期を過ごした松坂市のある三重県など全国各地でいろいろなイベントが開催されているようです
これから本作の公開記念日の11月3日や、誕生日と命日の12月12日に向けて、秋から初冬にはさらに各地で盛り上がりがみられることと思います

自分も今年になって三重県松坂市の「小津安二郎松坂記念館」と、本作のロケ地である広島県尾道市にある「おのみち映画資料館」に観光がてら訪問させていただきました

松坂では小津安二郎監督がどのように人間形成され映画監督を目指すようになったのかの原点を知る旅になりました

また尾道では、本作に登場するさまさなロケ地が公開後70年を経てもなお数多く残されていることをその現場で確かめることができて感激する旅になりました

「おのみち映画資料館」には小津安二郎監督に関する資料も数多くありいくら時間があっても足りないほどでした
「おのみち映画資料館」の建物自体本作の冒頭すぐにちらりと登場する古い倉庫をリノベーションしたものです

本作に登場する尾道の浄土寺や住吉神社の石灯籠は一目でこれだ!とわかります

もう何度目になるのか、また本作を見て感動を新たにしました
永遠の名作、世界の映画遺産そのものです

公開70年、生誕120年、没後60年
この記念すべき年にもう一度本作を鑑賞して、鎌倉だけでなく、松坂や尾道にも足を延ばされ聖地巡礼をされてみては如何でしょうか

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あき240

4.0自分が育てた子供より、いわば他人のあんたの方が。。。

2018年3月6日
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始めは退屈そうだと思いつつ見てたら、なぜか惹きつけられる独特の魅力があった。綺麗事無しに、実際はこの物語のように親を鬱陶しく思う子供たち、親子とはいえ言葉とは別の本心が垣間見えたりする。この映画の解釈は様々なので、色んな映画批評家達の感想なども見てみたいと思えた。

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やっくる

5.0市井の人の中に宿る神性の如きもの

2018年2月2日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波、映画館

泣ける

幸せ

言わずと知れた世界映画史上屈指の傑作である。その所以は、私の記憶が正しければ、本作監督小津安二郎を敬愛して止まないドイツの映画監督ヴィム・ヴェンダースが評した、本作登場人物の何でもない市井の人々が尊く思われてくるという、秀逸な脚本と演出によるものではないかと思われる。監督の小津安二郎は、観客がこの映画を見て、少しでも親孝行をしようと思ってくれたら嬉しいと語ったそうだが、正に主題はそうなのであろう。しかしこの映画の真価は、観客にそういった感情を起こさせる作品構成そのものにあると言って良い。極めて日本的な作風であるが、世界映画ランキングが更新される度に上位を占め続けるということからしても、世界的普遍性も合わせ持っているのであろう。見終わった後に、人間の心の中の神性の如きものに触れた気がする映画である。

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eichan

3.5戦後の悲しさ

2017年10月22日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

難しい

第2次大戦後、父権は失われ、個人は自由を享受するが、地方の地縁は崩壊し若者の流出は止まらず過疎化し、核家族化した家庭では多くの子を育てられず、少子高齢化は止められない。個人を単位とする社会は流動的に過ぎ、派生する問題はもはや複雑系に属す。だが、大戦に至り多くの若者を死なせた父権は復権できず、手に負えない社会にも対処するしかない。

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ひろち

4.0「日常を描く」映画

2017年9月23日
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鑑賞方法:DVD/BD

東京で働いて暮らす息子たちのもとを訪れる両親の話。両親たちは広島に住んでいて、めったに東京に出ることはない。しかも、映画が作られた当時はまだ新幹線もなかったので、夜行列車に乗って、まるまる1日くらいはかけて行かなきゃいけない状況。今でさえ、ある程度歳をとってしまうと、田舎から東京まで出るのは骨が折れるのに、この時代はなおさら大変。それでも両親は、東京の息子たちの様子を見に行こうと決めたわけです。
ただし、息子たちは東京で日常の生活を送っていて、それを邪魔してやたらと騒ぎ立てるのは息子たちの迷惑になる。東京訪問を通して、もし息子たちに迷惑をかけてしまい、ギスギスした状況に陥ってしまえば、せっかくの一大イベントが台無しになってしまうし、息子たちも東京から広島に帰る機会が減ってしまうかもしれない。だから両親は、絶対に非日常感を表に出してはならない。短い間泊まらせてもらうというだけでも、すでに手間をかけさせているのに、それ以上に気遣いやらなんやをさせてはならない。あくまで日常に溶け込むという形で、非日常のイベントを遂行しなくてはならない。
だからこの映画は、表面的には淡々と進む。しかしそれは表面のことであって、本当のところでは、これは、両親にとっての非日常的なイベントだった。
つまり、映し出されるのは当時の日常だが、描かれるのは、日常と非日常、ホンネとタテマエの間で揺れる両親の感情と行動のその揺らぎである。
本当は彼らにとって色々な思いをもとに動き出した東京訪問だったが、その思いを直接出すわけにはいかず、あくまで自分たちの中でそれを消化していかなければならないという状況の中での、彼らの感情の動きを想像してみると、特にラストの方で使われる何も起こらない風景のショット(空ショット)が実に深い味わいを持ち始めるに違いない。

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あんどぅ

1.0退屈な上に心が荒む!!

2017年7月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

寝られる

現代で言うと是枝裕和の「歩いても歩いても」のような感じだと思いますが、一家の生活を神の視点で淡々と眺め続け、退屈で眠くなります。役者の棒読みも辛いですが、当時の生活ぶりを観る事ができる点では貴重な映像だと思います。お爺さんお婆さんは悪い人ではないのに厄介者扱いされ、息子のヒステリー嫁の糞っぷりも心がガサガサになります。他の人も当たり障りのない事を言っているだけで全く心がこもっておらず、私の両親や親戚を思い出して嫌な気持ちになります。名作とされているので、同調圧力に弱い方は面白く感じるのではないでしょうか。

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𝖒𝖚𝖓𝖆𝖈𝖞

5.0これを観て

2017年5月17日
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鑑賞方法:DVD/BD

歳を取るのが楽しみになった。

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ノグ

4.0昭和の風景

2017年2月11日
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鑑賞方法:VOD

何もない。素朴に淡々と続く何も無い日常の風景をリアルに切り取る。独特な撮影方法であたかも自分に語りかけるかのような家族の言葉はすっと入ってくる。家族の形、思いやりの心。
ラスト15分美しい風景、変わらない日常の中最後のおとうさんの表情が際立つ。

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yuitos

5.0なにもない。なにもある。

2016年8月17日
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なにも起こらない。なにも起こらないからこそ伝わってくるものがある。

実際の生活の中で、何か起こることなんてそうそうない。家族の中で何か大きな事件が起こるとすれば、それは「生」であったり、または「死」であったりということしかない。ほとんどの家族は、そうだろう。

だからこそ、生について死について考えるには「家族」というのはいい題材になるのだと思う。

この映画にあるのは、そうした徹底的なリアリズムである。生と死の本当のところを見つめる。現実には起こらないような事件を通してでなく、私たちの日常を切り取ることで日常の中の「生」と死を直視させる。
淡々と物語は進んでいくが、映画に込められたメッセージは強烈だ。

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グダール

4.5言わずと知れた世界一の映画。ようやく見ることができました。 話はた...

2016年8月7日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

言わずと知れた世界一の映画。ようやく見ることができました。
話はたんたんと進みます。特別なことは何も起こりません。なのに何故か見入ってしまいます。これが名作って奴か。
親子とは何ぞや、家族とは何ぞや、考えさせられました。これが世界一に認定されるということは、万国共通の想いなんでしょうね。

ネットでの様々な解説、解釈を見るとさらに楽しい。みなさん、様々な見方。
やはり名作。

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はむひろみ

5.0●珠玉の名作。

2016年5月15日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

もう、のっけから抜群の安定感。
あっという間に古き良き昭和にタイムスリップする。

笠智衆の昭和のお父さんぶり。東山千栄子の完璧な受け応え。
「思いがけなく」「ありがとう」
あのセリフ、トーンは笠智衆しか出せないんじゃないかと思う。

そして原節子。惚れるわー。
ぶっきらぼうな杉村春子とまた対照的だ。
なんだろあの存在感。清涼感。
プロなのか素人なのかのギリギリライン。

これほどの俳優陣に加え、またストーリーが素晴らしい。
何度観ても新鮮だ。
そのときの自分の年齢、環境によって、こうも受け止め方が変わるのか。
毎度、唸らされる昭和の最高傑作。

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うり坊033

3.5黒澤映画は何本も観ているが、小津映画は初鑑賞。 大きな事件は全く起...

2016年3月3日
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黒澤映画は何本も観ているが、小津映画は初鑑賞。
大きな事件は全く起こらず、固定カメラで淡々とした日常が描かれるのみ。
でも不思議と退屈せずに、引き込まれました。
昔の60代ってああいうイメージですが、今の60代って元気ですよね。

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やまぼうし

3.0親と子

2016年2月1日
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鑑賞方法:DVD/BD

子どもはいつか離れていくもの。
それでいいのですね。
尾道から東京の息子や娘たちを訪ねる老夫婦。忙しい都会生活を送る子どもたちと心の隔たりを感じながらも、二人はまだ私たちは
幸せな方なんですよね、と頷き合うシーンが印象的だった。
戦死した次男の嫁である原節子演じる紀子との心の繋がりを感じる老夫婦だったがやはり葬式で泣きじゃくるのは実の娘。
親と子は生涯繋がっている。

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ミツマメ

4.0ゆっくりとした語り口のひとつひとつの台詞が心に明かりを灯す。

2015年11月12日
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鑑賞方法:DVD/BD

ゆっくりとした語り口のひとつひとつの台詞が心に明かりを灯す。

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tsumumiki

4.0前半退屈だったけど

2015年9月25日
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子供達がいる東京におとずれて、のけものにされたり観光したりする前半はすごく退屈に感じたのだけど、お祖母様が亡くなってから前半部分が超大事で不可欠なストーリーだったとわかった。
まだ22才のモラトリアム期間の子供なので、親は大事にしたい、絶対あの美容師の娘や息子たちのような態度、心持ちになりたくないと思ってるし、あんな子供達おかしい。と感じたけど、あと20〜30年たったら自分もそうなるのかな。原節子さんのセリフがすごく心にきた。私だってなりたかないけど、そうなるのよ。
余談やけども、自分も広島におじいちゃんがいるのだけど、顔がそっくりですごく親近感がわいた笑

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klyane