伝説巨神イデオン 接触篇

劇場公開日:1982年7月10日

解説・あらすじ

「機動戦士ガンダム」の富野喜幸(現:由悠季)監督が手がけたTVアニメーションの劇場版。視聴率低迷により39話で打ち切られたTV版をまとめた前編「接触篇」と、本来描かれるはずだった結末を描いた後編「発動篇」の2作が同時公開された。第六文明人の遺跡発掘が進む地球の移民地ソロ星に、伝説の無限エネルギー「イデ」を探し求める異星人バッフ・クランがやってくる。2つの種族は誤解から戦闘状態となり、その混乱のさなか、地球人の青年コスモらは遺跡から発掘した宇宙船「ソロシップ」と巨大ロボット「イデオン」を使って宇宙へ逃れるが……。

1982年製作/84分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1982年7月10日

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映画レビュー

2.0 社会現象化を目指すも

2025年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

これは映画単体としてはまったく評価できない。監督である富野氏も発言しているが、『発動編』を発表するための方便として存在するのだ。つまり、テレビシリーズを見ていなかった人に向けてのガイドとして作られた、つなぎの映画。あえて言うなら、テレビシリーズのファンでもなく、『ガンダム』の夢よもう一度という無関心な一般層に向けて一人でも多く見てもらうためにある。

テレビシリーズの再編集版なので、わずかな増補を除いては新作部分もなし。今となっては、1話から全部見直す余裕のない人が、軽く思い出すのに便利かなというほどの存在意義だろうか。

とにかくアニメ史上に存在する奇跡のクオリティの『発動編』の製作されたいきさつを理解しなければ、この映画を見る意味は一つもない。

打ち切りとなったテレビシリーズの補完、完結編として、主に作画クルーの執念が実った『発動編』。これは、玩具メーカーの思惑もあって、テレビでは出来ないと判断されたのだろう。のちに、『エヴァンゲリオン』でも同様のプロモーションが展開され、その時に『イデオン』の話題がよく取り上げられた。

社会現象になることを意識して制作される映画が不発に終わると、このような閉じたマーケットでお祭り騒ぎしている印象を強調されるのだろう。

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うそつきかもめ

5.0 戦争って、こうやって起きるんだなというのが よくわかる作品。 便宜...

2025年8月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

知的

斬新

戦争って、こうやって起きるんだなというのが
よくわかる作品。
便宜上敵、味方であるが、
それぞれの正義があり、それぞれが自国の平和を守るために
戦っている。
相手を理解しようと思えばできるはずなのに、
それができない。
戦争について考えさせられるアニメである。

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グレゴルー

3.0 発動篇とセットで観たい

2025年5月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

テレビ版のダイジェストということで目まぐるしく場面が展開します。本篇の見せ場はロッタがカララを撃とうとして撃てないシーンでしょうか。でもちょっと展開が急すぎてテレビ版ほど各シーンを味わえません。発動篇を楽しむための前半部分ととらえるのがよさそうです。

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FormosaMyu

3.5 綺麗にまとまった総集編

2025年1月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:その他
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HIRO

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