太平洋戦争 謎の戦艦陸奥

劇場公開日:

解説

瀬戸内海沖に碇泊中の戦鑑陸奥が謎の爆沈を遂げた事実にもとづいて書かれた葉山浩三・七条門の脚本を、「大虐殺」の小森白が監督した。撮影は「女死刑囚の脱獄」の吉田重業。

1960年製作/90分/日本
配給:新東宝
劇場公開日:1960年4月1日

ストーリー

一九四二年六月、日本の連合艦隊はミッドウェイに進攻したが、暗号無電を米諜報機関に解読されていたため機動部隊は全滅した。戦艦陸奥を始めとする戦闘部隊も撤退することになった。陸奥の副長伏見少佐、神近兵曹長らは撤退すべきでないと艦長に進言したがいれられなかった。陸奥は瀬戸内海柱島沖の秘密碇泊地に戻った。伏見少佐は伯父池上中将の紹介で、将校倶楽部のマダム美佐子、ドイツ大使館付武官ルードリッヒ、その秘書アンナを知った。陸奥では、出陣の命が出ないので不満が昂じていた。呉鎮守府の物資調達係、実はスパイの手先き三原は状況を連絡機関に報告に行った。そこには、ルードリッヒ、アンナ、美佐子がい、一刻も早く睦奥を沈めるよう指令した。そんな時、陸奥乗員の一部に前線転属の命が下った。なぜ陸奥は前線に出ない。美佐子は、自分の父が陸奥の造船技師であり、ある事情から銃殺されてしまい、それ故に陸奥を憎んでいることを告白した。彼女は伏見を愛してしまったのだ。三原は陸奥の砲弾積みこみの機を利用し、ルードリッヒから渡された四本の時限爆弾を仕かけた。ルードリッヒとアンナは、美佐子が伏見を愛しているのに気づき二人を殺そうと図った。二人は罠にかかり、伏見をかばった美佐子は殺された。息を引取る間際、美佐子は陸奥に時限爆弾が仕かけていることを告げた。しかし、一瞬遅く陸奥は千数百名の乗員をのんだまま爆沈した。

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