だいじょうぶマイ・フレンド

劇場公開日:

解説

日本に落ちてきた異星人を三人の若者達が愛と友情と音楽で救ける姿を描く。原作、脚本、監督は「限りなく透明に近いブルー」に続き、これが二作目の村上龍、撮影監督は「虹をかける子どもたち」の岡崎宏三が担当。

1983年製作/119分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1983年4月29日

ストーリー

秋の初めの昼下がりのプール、一人の少女ミミミと二人の少年ハチとモニカのいるところに、地球人の数万倍のパワーをもつゴンジー・トロイメライが落ちてきた。三人に匿まってくれと言うゴンジー、彼は遺伝子工場とファミリーレストランと精神病院の世界的なチェーン店を持つ「ドアーズ」という組織から追われていた。ドアーズは、ゴンジーの体細胞の一片を採取し、人工単性性殖による超人のコピーを造ろうとしていたのだった。生まれ故郷に帰りたがっていたが、飛べなくなってしまったゴンジーに三人は協力を申し出る。サイパンでの飛行回復訓練が始まった。ハングライダーで失敗し、パラシュートで海に落ちたゴンジー、そこにドアーズの魔の手がのびる。海からゴンジーをひきあげ四人は、必死に車で逃げるが運悪くトマトまつりの中に飛びこんでしまう。トマトはゴンジーの唯一の弱点で、トマトがそばにあると力が弱まってしまうのだ。モニカだけ逃げのび、捕えられた三人は、東京へ戻されゴンジーはトマトづけにされてしまった。ハチは、Tリングを脳に入れられ、衛生人間として働かせられた。ゴンジーの申し出で釈放されたミミミは、街で見つけた物体を溶かすスプレー、ジューシイキャンキャンでモニカと共にゴンジーを救出。力を取り戻したゴンジーは、ドアーズの本拠地を破壊する。そして無気力人間になったハチや、その他の若者をモニカがハーモニカを吹き、ミミミはロックンロールを踊り救い出す。その様子を見てゴンジーは「君らはいいなあ。音楽がやれるし自分の生まれた星に住んがいるのだから……」と羨しそうに言う。そして「さよなら」と遠い故郷へと飛び立っていった。クリスマス、三人がゴンジーを想い出していると、空からキラキラと金粉がふってきた。そして“メリークリスマス”とゴンジーの声が……。それはゴンジーからのクリスマス・プレゼントだった。

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2020年9月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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odeonza