「ラドンの飛翔と街の破壊良いです」空の大怪獣ラドン Kenichi007さんの映画レビュー(感想・評価)
ラドンの飛翔と街の破壊良いです
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60年以上前の映画・東宝初めてのカラー怪獣映画である事を考慮しない採点は★3です。
ラドンの飛翔が素晴らしいです。ミニチアでの航空自衛隊との対決時の飛ばし方に超音速を感じされる工夫(追う自衛隊機を置いていく時の動き、ジェットストリーム)が楽しかったです。構造物や街の破壊は見応えがあります。これだけで観に行った価値がありました。伊福部さんの音楽が効果音として使われておりこれが極めて効果的です。
前半の炭鉱•メロンガのストーリーは私には退屈でした。伏線になっていてラドン孵化に整合生を与えていますが、私は怪獣映画を見に行ったので人間のサスペンスは余分でした。
但し、民家に現れたメロンガは怖く造形•配色がおどろおどろしいです。
シナリオに反戦•環境破壊のテーマが入っているそうですが私は気づきませんでした。
偶然、現代に孵化したラドンとネロンガは、普通に振る舞った結果、人間に脅威として殺された悲哀が強いシナリオです。彼らに殺された人々は悲惨な事は確かだとしても。
後、室内のシーンで、当時の自衛隊と警察の制服が分からなくて混乱しました。
映画史•現代史の観点では必須の作品です。
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