「ラドンもスゲーが、4kデジタルリマスターもスゲー。地球温暖化の話にビックリ(1956)。白黒映画だと思ってました。」空の大怪獣ラドン 風の又三郎さんの映画レビュー(感想・評価)
ラドンもスゲーが、4kデジタルリマスターもスゲー。地球温暖化の話にビックリ(1956)。白黒映画だと思ってました。
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私はパニック映画が苦手なので、前編のヤゴの部分が怪物パニック物でけっこう怖い。警官の拳銃はおろか自衛隊の機関銃も歯が立たない。もうラドンのことなんかスッカリ忘れて恐れおののく。だけど動きが遅いからヤゴに気付けば逃げれるのが救い。結局退治できず逃げられた。オソマツ。
この後空飛ぶラドン(姿は見せないが)の話になって、ラドン映画だったことを思い出す。
この映画で1番驚いたのが、卵からかえったばかりの雛ラドンが怪物ヤゴをついばんでパクパク食べちゃうところだ。人間にとって恐怖の怪物ヤゴも巨大なラドンにとっては美味しいエサに過ぎない( ゚д゚)。 ラドンてスゲーと思った。改めてラドン映画だったことを再々認識。
4Kデジタルリマスターで甦った昔の作品は前にも何本か見ているが、その素晴らしさを初めて認識した。フィルム時代の古い映画のイメージは 「傷だらけで少しぼやけている」 だったが、4Kデジタルリマスターで甦った「ラドン」は傷もなくクッキリした映像だった。冒頭の炭鉱の場面からとてもきれいな映像だ。ネットで調べたら4Kデジタルリマスターの修復作業は かなり大変で、手作業も多く大変な労力だと知った。ホントにありがたい。
1956(昭和31)の作品だけに鑑賞者の年齢層が高かったが、小学生の子供を連れた親子もいた。観賞後、入り口に貼ってあるラドンのチラシを楽しそうに見ていた。
「黒ダイヤ」のセリフが時代を感じさせた。出てくるオバチャンたちもあか抜けてないところがイイ。
あと立川シネマシティさんにもお礼を言いたい。午前10時の映画祭なのに夕方(18:40)の回もやってくれたおかげで見れました。
2023/1/1(日) city1
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