新・極道渡世の素敵な面々 女になった覚えはねぇ
劇場公開日:1998年11月7日
解説
バブル崩壊、暴対法の成立など刻々と変化する極道社会で生きる修行中のチンピラと、その周りの個性豊かな面々の生き様を描いたヤクザ映画。監督は和泉聖治、脚本は松本功と岩澤勝巳。主演は原田龍二、哀川翔、坂上香織。
1998年製作/89分/日本
配給:ムービー・ブラザース
劇場公開日:1998年11月7日
ストーリー
恋人を殺した暴走族に復讐をし、その罪で服役していた弘は出所後チンピラになった。一旗揚げようと息巻く弘は、握り屋一家組長・松山の息子が作った借金を取り立てるため、一人で組長に会いに行く。しかし一家の代貸・石川に放り出され、おまけに勝手な行動をとったとして組を追い出されてしまう。行くところがなくなった弘は、半ば自棄になって石川に舎弟を志願、当然断られるがその行動が松山に気に入られ、握り屋一家で修行をすることになる。ある日、弘は街で死んだ恋人に似た南という女と出会う。弘は南との結婚を決意するが、なんと南は石川の妹であった。なんとか石川に気に入られようとする弘と、二人の結婚は認めないという石川。そんな中、松山は借金の返済が出来ないことを理由に組を解散、組員は慣れない堅気の仕事を始めることになる。だが、ヤクザだったことを忘れかけていた頃、小橋組組長・三宅が首を吊って死んだ。三宅は横浜の中国人マフィアに多額の借金があり、その保証人には松山がなっていた。松山に迷惑をかけたくないと小橋はその借金を肩代わりするが、やがて同じように首を吊って死んでしまう。しかし、これらはすべて中国人マフィアの仕組んだ陰謀だった。弘、石川、野崎の三人は仇をとるためにマフィアのアジトに乗り込む。戦いの果て、マフィアのボスを殺した弘と石川は、朝日の中、警察へ出頭する。